• 小さな工夫や、ちょっとしたこだわりが詰まった「わが家の定番」トースト&サンドイッチを教わりました。今回は、主婦 石井園子さんの「チーズとメープルシロップのトースト」を紹介します。
    (『天然生活』2014年9月号掲載)

    ときどき、ごほうびのハニーチーズトースト

    「よく、人と『死ぬ前に食べたい究極の好物』の話をするでしょう。私の場合、それが焼きたてのふわふわの食パン。パン屋さんで、買いたてを、その場でちぎってかぶりつく。私にとっては、それが何よりのごちそうなんです」

    笑いながら、そうこっそり話してくれたのは、作家・いしいしんじさんの奥さまである園子さん。

    石井家の朝食は、基本は白いごはん。けれども週に一度ほど、「今日は特別」と登場するのが、こちらのチーズトースト。メープルシロップを添えるのは、息子のひとひくんの「熊さんのシロップかけて」(ラベルに熊の絵が描かれていることから)という言葉から生まれた組み合わせ。

    食べやすい大きさに手でちぎり、シロップにひたしながら食べます。園子さんにとっても、ひとひくんにとっても、ちょっとした「ごほうび」感覚の朝ごはんです。

    チーズとメープルシロップのトースト

    画像: 北海道産の生乳を原料にした乳製品でおなじみの「よつ葉乳業」のシュレッドチーズ。たっぷり、こんもり盛るのがコツ

    北海道産の生乳を原料にした乳製品でおなじみの「よつ葉乳業」のシュレッドチーズ。たっぷり、こんもり盛るのがコツ

    材料とつくり方(1人分)

    • 食パン1枚にシュレッドチーズ適量をのせ、好みの焼き具合までトーストする。
    • メープルシロップを入れた小皿を添える。
    画像: 「よつ葉乳業」のシュレッドチーズとオーガニックシロップ

    「よつ葉乳業」のシュレッドチーズとオーガニックシロップ

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    <撮影/竹田俊吾 取材・文/田中のり子>

    画像: チーズとメープルシロップのトースト

    石井園子(いしい・そのこ)
    いしいしんじさんとの結婚生活も今年で10年目。しんじさんとともに松本→京都と移り住み、4年前に長男・ひとひくんを出産。日々の料理をはじめとした暮らしぶりは、しんじさんの「ごはん日記」( http://www.mao55.net/gohan/ )でもおなじみ。子育てがひと段落したら、ライフワークの織物を再開予定。

    取材・文/田中のり子(たなか・のりこ)
    衣食住、暮らしまわりの編集・ライター。編集を担当した本は、ワタナベマキさん著
    『旬菜ごよみ365日』(誠文堂新光社)など多数。著書に『暮らしが変わる仕事』(誠文堂新光社)がある。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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