• 「うちのまかないは、もっぱらパスタです」と、まかない担当さん。4つのお店の、とっておきのパスタレシピを教えてもらいました。プロが教える「まかないパスタ」。お家でも試してみませんか? 今回は、東京・押上のカレー屋「スパイスカフェ」さんの「えびのカレークリームペンネ」。
    (『天然生活』2014年8月号掲載)

    えびのカレークリームペンネ

    しっかりめの昼まかないは、カレー屋さんならではの、スパイスが効いたペンネを

    材料とつくり方(4~5人分)

    • 鍋にオリーブオイル(50ml)を温め、玉ねぎのみじん切り(75g・約1/2個)を炒める。
    • 透明になったら、軸を落として粗みじん切りにしたマッシュルーム(4個)を加えて炒める。
    • カレー粉(大さじ1)、ガラムマサラ※(小さじ2)を加えて数分炒め、香りが立ったら生クリーム(脂肪分35%のもの・500ml)、塩(小さじ1)を加えて数分煮る。
    • 皮をむいたえび(20尾・約250g)、グリーンピース(1カップ)を加えてさらに数分煮る。
    • スパゲティ(400g)をゆで、ソースにスパゲティとゆで汁(適量)を加えて調整し、味をととのえる。

    ※ガラムマサラがなければ、カレー粉を大さじ2に変更。

    スパイスがなければ、カレー粉だけでもOK

    カレー屋さんで、まかないパスタが出るとは思いませんでした。

    「いやいや、カレーは週に1回くらい。うちは勤務時間が長いので、朝・昼・晩と3回あるんです。昼のまかないは、パスタやうどん、炒めものなんかが多いですね」

    修業時代につくったまかないは数えきれないほど。まかないの極意を聞くと、ずばり、「数々のプレッシャーとの闘い」とのこと。

    「限られた食材、キッチンの隅っこ、それから、短時間。そういう悪条件のなかで、いかにいいものをつくれるか、じゃないかな」

    そんな伊藤さんがつくるパスタは、やはり、カレー屋さんらしいスパイスが効いた一品でした。

    今回、教えてもらったのは、家庭でもつくりやすいカレークリームペンネ。カレーをつくるのと同様に、スパイスを加えてからじっくりと炒めて香りを引き出すのがポイントなんだそう。

    短時間でつくれて、本格的な味わいに、思わず「さすが」のひと言です。

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    <撮影/三村健二 構成・文/結城 歩>

    まかない担当
    伊藤一城さん

    スパイスカフェ(すぱいすかふぇ)
    東京・押上のカレー屋さん。著書に『SPICE CAFEのスパイス料理』(アノニマ・スタジオ)。
    東京都墨田区文花1-6-10
    ☎03-3613-4020 ㊡月・火曜
    http://www.spicecafe.info/home

    画像: おいしがり屋のまかないパスタ「スパイスカフェ/えびのカレークリームペンネ」

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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