• vol.5 プリン
    お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

    hana’s memo

    レストランのデザートに出てくるような濃厚プリンが食べたい!

    ということで、stay home期間中に試作を繰り返し、たどり着いたのが今回のレシピです。

    いままではオーブンで蒸し焼きにしていましたが、鍋を使って蒸した方が「ス」が出来にくく、なめらかな食感が楽しめます。

    さらに、卵は卵黄のみ使用。生クリームとバニラビーンズも入れて、贅沢な大人のプリンに仕上げました。

    おうち時間でぜひつくってみてくださいね!

    プリンのつくり方

    画像: プリンのつくり方

    材料(底が6cmのプリン型を4個分)

    〈キャラメル〉
    ● グラニュー糖60g
    ● 水大さじ1
    ● 熱湯大さじ1と1/2
    〈プリン〉
    ● 卵黄4個
    ● きび砂糖60g
    ● 生クリーム100cc
    ● 牛乳200cc
    ● バニラビーンズ5cmほど

    下準備

    ・バニラビーンズをさやから出す

    [はなよりひと言]
    バニラビーンズは縦半分にナイフで筋を入れ、さやを開いたら、スプーンなどで中のバニラビーンズをこすり出します。

    つくり方

     キャラメルをつくる。グラニュー糖と水を小鍋に入れる。

     弱火にかけ、鍋をたまに傾けながら砂糖を溶かす。

    [はなよりひと言]
    途中、大きな泡がたくさんできますが、5分以上経つとべっこう色に変わり、泡も小さくなってきます。

     全体が濃いキャラメル色になり、キャラメルの香りがしてきたら火から下ろし、熱湯を加え、木べらなどで混ぜる。

    [はなよりひと言]
    熱湯を加えるとキャラメルがものすごい勢いで飛び散るので、私は小鍋の上に油はね防止用のこし器(アルミ製)を乗せ、その上から熱湯を一気に注ぎます。こし器があると安心です。

     プリン型に均等に注ぐ。

    画像1: つくり方

     プリンをつくる。生クリームと牛乳をミルクパンなどの小鍋に入れ、きび砂糖30gとバニラビーンズのさやと中身を加える。

     弱火にかけ、温度計が70℃になるまで温める。

    [はなよりひと言]
    目安としては、鍋の縁に小さな泡が見えてくるまで温めます。沸騰するまで生クリームと牛乳を温めてしまうと、卵黄が固まってしまうので注意しましょう。

     卵黄と残りのきび砂糖30gを大きめの耐熱ボウルに入れ、泡立て器を横に振りなから軽く混ぜる。

    [はなよりひと言]
    砂糖の粒が卵黄を崩してくれるので、軽く混ぜる程度で大丈夫です。

     に、キャラメルづくりで使ったこし器を乗せ、の温めた生クリームと牛乳を注ぐ。

    [はなよりひと言]
    ここで一度、液体をこすことで、バニラビーンズのさやなど、余計なものを取り除けます。

     泡立て器で軽く混ぜ合わせたら、のプリン型に茶こしを乗せて、プリン液を静かに流し込む。

    [はなよりひと言]
    2回、こすことでさらになめらかなプリンになります。お玉などを使うと、静かにプリン液を型に流し込むことができるので、泡ができにくいです。泡ができてしまったら、竹串などで刺してつぶすか、バーナーを使って泡に火に近づけることで泡退治ができます。

    10 大きな鍋の底にさらしや手ぬぐいなど、薄い布を敷き、プリン液が入った型を並べる。

    11 60℃くらいまで温めたお湯を用意し、プリン型を並べた鍋にそっと注ぎ入れる。

    [はなよりひと言]
    プリン型にお湯が入らないように気をつけましょう! 量としては、プリン液の半分くらいの高さまでお湯を注ぐとちょうど良いです。

    12 プリン型にそれぞれアルミホイルをかぶせ、鍋のふたにも手ぬぐいを巻く。

    画像2: つくり方

    [はなよりひと言]
    鍋を蒸すことで蓋からお湯がたれるので、手ぬぐいなどでガードしましょう。

    13 鍋にふたをしたら弱火で5分ほど、お湯がグラグラしはじめたらとろ火にして、さらに30~35分ほど蒸す。

    [はなよりひと言]
    このとき、お湯の温度は80~90℃くらいになります。急な温度の変化でプリンに「す」が入ってしまうことがあるので、沸騰しないように気をつけましょう! ちなみに、私はルクルーゼの鍋を使ったので、熱を通す力が強く、いちばん弱い火で計35分、蒸しました。

    14 プリン型を取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫で半日ほど冷やす。

    画像3: つくり方

    15 取り出す際は、プリンの縁を指で軽くはがし、あとはナイフなどで半周ほど側面をなぞる。皿をかぶせ、ひっくり返したらプリンが抜ける。


    画像4: つくり方

    はな
    モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡〜hana金〜」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
    Instagram https://www.instagram.com/hanalovestaco/

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    天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。


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