• 朽ちてもなおその美しさを保つのがドライボタニカルの魅力です。時を経るにつれ周囲と寄り添うように縮み、調和するように枯れ色をまといます。そんなドライボタニカルの、インテリアにぴったりなじむスワッグのつくり方を紹介します。
    (本記事は『朽ちてなお美しいドライボタニカル入門』(エクスナレッジ刊)からの抜粋です)

    360度スワッグ

    どの角度から見ても美しいスワッグです。

    アオツヅラフジのようなツルを一種加えることで軽やかな動きが生まれ、部屋のインテリアにもなじみます。

    目線に近い位置、見上げる位置、いずれの高さで吊り下げてもよく、いろいろな表情が楽しめます。

    用意するもの

    |花材|

    画像: |花材|
    ◎ スパニッシュモス10本
    ◎ やまどうだんつつじの枝2本
    ◎ ユーカリ(銀世界)5本
    ◎ ユーカリ(ポポラス)5本
    ◎ ピスタキア5本
    ◎ スターチス3本
    ◎ あおつづらふじ3本

    |道具|

    画像: |道具|
    ● 花ばさみ
    ● ワイヤー(茶#22)
    ● 輪ゴム

    つくり方

    画像1: つくり方

     あおつづらふじとスパニッシュモスをのぞく花材は、それぞれ、長・中・短の3 種類のサイズに切り分けておく。

    画像2: つくり方

     まず束の中心にくるあおつつらふじを束ねる。特徴的なねじれやちぢれ部分は、アクセントとして生かす。

    画像3: つくり方

     ほかの5 種類の長サイズの花材を順にバランスよく束ねる 。スパニッシュモスは最後に加える。

    画像4: つくり方

     中サイズの花材を束ねる。ひし形をつくるイメージで、後ろ側にも入れていく。

    画像5: つくり方

     短サイズの花材を束ねる。後ろ側に入れにくい場合は、束を回転させると入れやすくなる。

    画像6: つくり方

     茎を切りそろえ、輪ゴムで留める。輪ゴムを隠すようにスパニッシュモスを絡め、余った部分を垂らす。天井から吊り下げるためのワイヤーをくくりつけて完成。

    もっと詳しい内容は、『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(エクスナレッジ刊)に掲載されています。

    <写真/高橋郁子>  http://ikukotakahashi.com/

    小野木 彩香さん

    夫婦で営んでいる北中植物商店の「花部門」を担当。都内を中心としたウエディング・店舗装飾のほか、イベント出店、教室を行っており、草花を使ったスタイリング、独創的なアレンジメントに定評があります。著書『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(エクスナレッジ)があります。
    インスタグラム https://www.instagram.com/kitanaka_plants/

    『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(小野木 彩香・著/エクスナレッジ・刊)

    『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(小野木 彩香・著/エクスナレッジ・刊)

    今、モダンなグリーンインテリアとしてドライボタニカル・ドライフラワーが人気です。生花の状態から飾り、時の移ろいとともに徐々に変化する色合いやフォルムを愛でながら、長い期間にわたって楽しめるのが魅力。季節を問わず植物を楽しみたいという方、マンションなどで植物を育てるスペースがないという方、生きた植物を育てる手間と時間を掛ける自信がないという方にもおすすめです。

    『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』(小野木 彩香・著/エクスナレッジ・刊)



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