• 和食に欠かせないみそ汁は、家にあるもので手軽にでき、どんなアレンジでもおいしく仕上がる懐の深さがあります。料理家であり、発酵マイスターでもある榎本美沙さんに、みそ汁の魅力とせりのみそ汁 のレシピを教えていただきました。

    具材を選ばず、自由自在にアレンジできるおみそ汁

    おみそ汁がとても好きです。

    料理家になる前、会社員時代から毎日欠かさず飲んでいるおみそ汁。今では、ほぼ毎食飲んでいます。

    今月はこの「おみそ汁」について連載で書かせていただこうと思います。

    画像1: 具材を選ばず、自由自在にアレンジできるおみそ汁

    おみそ汁は、おいしい!

    それは皆さんご存知だと思います。そして「みそは医者いらず」とも言われるほど、体にうれしいのも有名なお話。けれど、個人的に一番魅力に感じているのは、おみそ汁の“懐の深さ”なのです。

    みそは、いろいろな種類がありますが、どんなみそのおみそ汁も違った美味しさに。そして、少しだけ別の調味料を足せば、また別のおいしさになる幅の広さ。

    普段、わが家でよくやるのは、ごま油を垂らした中華風、オリーブオイルを入れた洋風、豆板醤を入れたピリ辛アレンジなど。

    酒粕やごまを加えて風味を変えたりもします。これだけいろいろなアレンジをしても、どれもおいしく仕上がるのが、すごいところです。

    それから、おみそ汁のために何か食材を買う必要はなく、家にあるもの、余ってしまったものを受け入れてくれるという懐の深さも。

    例えば先日、せり鍋をしまして。

    画像2: 具材を選ばず、自由自在にアレンジできるおみそ汁

    せりが好きで、冬場から春にかけてせり鍋をよく作るのですが、少し多めに準備するので、あまったせりをおみそ汁にしました。

    ちなみにせりは、根っこまで食べられます。というより、根っこが香りが強くておいしいです。

    画像3: 具材を選ばず、自由自在にアレンジできるおみそ汁

    お鍋で全部使ってしまったので、おみそ汁には茎と葉の部分だけですが……。

    そんな少し余った食材も、おいしく仕上げてくれるのが、おみそ汁です。

    せりのおみそ汁は、ごまを入れると風味がよいので、ぜひお試しくださいね。

    画像4: 具材を選ばず、自由自在にアレンジできるおみそ汁

    せりのごまみそ汁のつくり方

    画像: せりのごまみそ汁のつくり方

    材料(つくりやすい量)

    ◎ せり1/2束
    ◎ だし汁2カップ
    ◎ みそ大さじ1と1/2
    ◎ 白いりごま大さじ1/2

    つくり方

     せりは長さ3cm程度に切る。

     鍋にだし汁を注いで中火にかけ、沸騰したらせりを加える。

     一煮立ちしたら火を止め、みそを溶き入れ、白いりごまを指で潰しながら加える。


    画像: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
    著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。

    ●Instagram:@misa_enomoto
    https://www.instagram.com/misa_enomoto/
    ●YouTube:「榎本美沙の季節料理」
    https://www.youtube.com/channel/UCGiEIACoA-INiZuSFhoksYA



    This article is a sponsored article by
    ''.