• 今月の表紙は、料理研究家・杵島直美さんにつくっていただいた「ちくわの磯部揚げのり弁」。3代続く料理研究家の杵島家で愛されている、定番のり弁のひとつです。

    子どものころからのり弁を愛してやまない、杵島直美さん

    いまでこそリーズナブルなお弁当、というイメージのあある「のり弁」ですが、杵島さんの子ども時代はそういうイメージはなかったそうです。

    「のり弁はお母さんのお弁当の代表的なもの」なのですから。

    そんなお話を伺いながらの打ち合わせで、杵島さんが「男性が大好きなお弁当」として紹介してくれたのが、この「ちくわの磯部揚げのり弁」でした。

    ごはんがたっぷり入る、男性もうれしい、薄いアルミのお弁当箱も、杵島さんのご指定です。

    「磯部揚げのちくはは、太くないとおいしくない」というアドバイスも頂きました。

    手前の炒り玉子ですが、実は、磯辺揚げの衣に入れた、溶き卵の残りでチャチャっとつくったもの。無駄がなく、合理的です。そんな知恵がふんだんに詰まっています。

    久々にいただいた、ちくわの磯辺揚げのお味は、もちろんカリカリで最高のおいしさ!

    ぜひつくってみてください。

    のりの使い方も、いろんなコツと知恵があります。

    画像: ごはんとごはんの間に、「かつおふりかけ」を挟んだ例。もちろん、かつおふりかけのつくり方も教えていただきました

    ごはんとごはんの間に、「かつおふりかけ」を挟んだ例。もちろん、かつおふりかけのつくり方も教えていただきました

    杵島さんののり弁を紹介している「最高ののりべんのつくり方」の記事では、ご飯の間にかつおふりかけを敷いたり、のりをちぎってのせたりと、多彩なのり使いを紹介していますが、「ちくわの磯部揚げのり弁」はしょうゆをつけたのりを1枚、ご飯に敷くだけととてもシンプル。

    この場合、お皿にしょうゆを少量入れ、そこにのりをさっとつけるのがコツなのだそうです。

    画像: 器に少量入れたしょうゆにのりをさっとつけてから敷くのがコツです

    器に少量入れたしょうゆにのりをさっとつけてから敷くのがコツです

    記事では、のり弁の詰め方も紹介していますので、是非、ご覧くださいませ。

    カメラマンの公文美和さん、スタイリストの竹内万貴さん、ライターの吉田佳代さん、そして杵島直美さん。本当にありがとうございました。


    杵島直美(きじま・なおみ)
    料理研究家。母である故・村上昭子氏より、伝統的な家庭料理や保存食を受け継ぎ、時代に合わせた提案を続けている。息子は、同じく料理研究家のきじまりゅうた。著書に『日本一美味しいのり弁の作り方』(日東書院本社)ほか多数。


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