• 入園入学には欠かせないレッスンバッグを難易度別に詳しく解説。シンプルだからアレンジが利き、大人も持ちたくなるデザインです。今回は、天然素材のルームウエアブランド「37」を手がける西館美奈さんにオーソドックスな一重タイプのレッスンバッグの作り方を教えていただきました。
    (『天然生活』2017年4月号掲載)

    Lesson 1
    レッスンバッグ「一重(ひとえ)タイプ」

    画像: 名札を下げられるタブは、入れ口の折り返しに挟む仕立て。広いマチと両内側に付けたパッチポケットで、たっぷりと物が入る

    名札を下げられるタブは、入れ口の折り返しに挟む仕立て。広いマチと両内側に付けたパッチポケットで、たっぷりと物が入る

    一種の布だけでつくれる、オーソドックスなトート型。

    裏地がなく、内ポケットも持ち手も乗せて付ける仕立てなので、とても簡単です。

    バッジやワッペンなど子ども用の目印を加えやすいシンプルなデザイン。

    一重でも自立するよう、少し厚めの布を選ぶとよいでしょう。

    画像: 内側。脇を袋縫いにすれば、ジグザグミシンいらずで見た目もきれい。マチは、折り上げて脇の縫いしろに留めると自立を助ける

    内側。脇を袋縫いにすれば、ジグザグミシンいらずで見た目もきれい。マチは、折り上げて脇の縫いしろに留めると自立を助ける

    How to make
    レッスンバッグ「一重タイプ」のつくり方

    材料

    コットン オックスフォード

    (袋布)45cm幅 82cm・・・1枚
    (ポケット)20cm幅 19cm・・・2枚
    (外持ち手)5cm幅 34cm・・・2枚
    (内持ち手)5cm幅 26cm・・・2枚
    (タブ)2cm幅 5cm・・・1枚

    ◎布を購入するときの用尺の目安 65cm幅 85cm

    でき上がり寸法

    入れ口幅42×高さ29×マチ14cm
    持ち手幅2.5×長さ24cm

    つくり方

    ※つくり方のなかの数字の単位はすべてcm(センチメートル)です。

     袋布の裏に、底とマチの印をつける。

    画像1: つくり方

    ポイント

    画像1: レッスンバッグレッスン「Lesson 1 一重タイプ(初級編)」/西館美奈さん

    底とマチの印をこの段階でつけておくと、マチを縫うときに楽です。平らなので正確に寸法を測れます

     袋布の入れ口を、アイロンで折り目をつけておく。イラストを参考に、ポケットをつくり、付ける。

    画像2: つくり方

     タブをつくり、袋布に付ける。

    画像3: つくり方

     イラストを参考にして、袋布の脇を袋縫いにする。縫いしろは片側に倒す。

    画像4: つくり方

    ポイント

    画像2: レッスンバッグレッスン「Lesson 1 一重タイプ(初級編)」/西館美奈さん

    切り込みを入れると、入れ口を折った際、脇の縫いしろの重なる枚数が少なくなるので、すっきり縫えます

     入れ口をの折り目に沿って折り、縫う。

    画像5: つくり方

     の印に沿って、袋布のマチを縫う。

    画像6: つくり方

     イラストを参考に、外持ち手と内持ち手を縫い合わせ、持ち手を2本つくる。

    画像7: つくり方

     持ち手を袋布に付ける。

    画像8: つくり方


    そのほかのレッスンバッグのつくり方

    Lesson2 裏地付きタイプ >>

    Lesson3 切り替えタイプ >>


    〈作品デザイン・制作/西館美奈 撮影/藤原 純 スタイリング/西森 萌 イラスト/沼本康代〉


    西館美奈(にしだて・みな)
    雑貨店などのバイヤーを経て、2005年に、自身でデザイン、制作を手がけるブランド「37/西館美奈」を立ち上げる。ていねいな物づくりに定評があり、上質な天然素材をベースにした部屋着や布小物が人気。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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