• マバニさん家のセミドライカレーを紹介します。つけこんだ鶏むね肉はとても柔らかくジューシーで、揚げ玉ねぎが、コクを生み出し、食べた時の満足感があります。ドライカレーの概念を覆す、簡単で、おいしい一品です

    マバニ家の「ジーラムルギー」のつくり方

    こんなにたくさん? と驚くほどのクミンを使って作るセミドライカレーです。

    ジーラとはクミンのこと、ムルギーは鶏肉のことを指します。その名のとおり、クミンをメインにしたソースに鶏肉を絡めたものです。

    そんなに多くの種類のスパイスを使わないのに、とても味わい深い味。これは こげ茶色にした玉ネギと使った油 のおかげです。ぜひご飯と一緒にお召し上がりください。

    画像: マバニ家の「ジーラムルギー」のつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ● 鶏むね肉(皮を含めた分量/皮は取り除いておく)500g
    ● A
    ・生姜(すりおろし)小さじ2
    ・ニンニク(すりおろし)大さじ1
    ・ターメリックパウダー小さじ1/2
    ・ヨーグルト大さじ1
    ● 赤玉ネギ大(繊維に沿って薄切り)1/2個
    ● クミンシード大さじ2+大さじ1
    ● 植物油(揚げ焼き用も含めた分量)大さじ4
    ● B
    ・ヒング小さじ1/4
    ・カシミールチリパウダー小さじ1
    ・チリパウダー小さじ1/2
    ・コリアンダーパウダー小さじ1
    ・ガラムマサラ小さじ2
    ● 塩小さじ1〜好みの量
    ● 香菜(みじん切り)大さじ2
    ● ヨーグルト(解いておく)大さじ2

    準備

    <鶏むね肉/ヨーグルトに漬ける>

    画像1: 準備

    鶏むね肉は一口大に切ってからボウルに入れ、Aを加えよく揉み込んでから、最低でも1時間以上冷蔵庫に入れておく。使う時には常温に戻してから使う。

    <クミンシード/煎ってから粉にする>

    クミンシード大さじ2はフライパンに入れて強めの弱火で色が濃くなるまで加熱し、常温に戻してからブレンダーで粉にしておく。焦がさないように注意。

    画像2: 準備
    画像: 左が炒める前、右が炒めたあと

    左が炒める前、右が炒めたあと

    <赤玉ネギ/揚げ玉ネギを作る>

    .深型フライパンに油・玉ネギを入れて強めの弱火で、玉ネギが茶色くなるまで揚げ焼きにする。

    .油をできる限り深型フライパンに残したまま、キッチンペーパーの上にの玉ネギのみを取り出し、余分な油を吸収させる。

    画像3: 準備

    つくり方

      準備で使った深型フライパンと残った油を弱めの中火で温め、クミンシード大さじ1を入れる。

     クミンシードの周りに泡がたったら、Bを混ぜて油となじませながら順番に加え、準備したクミンパウダーも全て加える(焦がさないように火を一旦止めても良い)。 

    画像1: つくり方

     スパイスが油となじんだら、常温に戻した鶏肉を加え混ぜながら加熱する。

    画像2: つくり方

     鶏肉が白っぽくなったら、準備した揚げ玉ネギを加えてなじませ、さらに準備した水150mLを加え混ぜる。沸騰したら香菜・塩も加え蓋をして加熱する。

    画像3: つくり方
    画像4: つくり方
    画像5: つくり方
    画像6: つくり方

     6分ほどしたら蓋を取り、火を弱火にして、ヨーグルトを大さじ1ずつ2回に分けて加え混ぜ、2分程度時々混ぜながら加熱する。

    画像7: つくり方
    画像8: つくり方

     皿にご飯と共に盛ったら、香菜(みじん切り・分量外)を適量振りかける。

    美味しく作るために:

    鶏肉から水分がたくさん出てしまった場合には、ヨーグルトを加える前に、水分にとろみが出て肉に絡みつく程度まで煮込んでください。

     

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    〈料理/マバニ・マサコ 撮影/林 紘輝〉

    画像9: つくり方

    マバニ・マサコ
    インド料理・スパイス料理研究家。嫁ぎ先で継承されてきたインドのアーユルヴェーダ的考えを取り入れながら、素朴なスパイス使いと癒される味を日本の家庭に紹介している。著書に『いちから始めるインドカレー』(柴田書店)ほか。新著製作中。Instagramでは日々の料理をUP。

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