日々猫々
我が家の黒白はちわれ猫のごんたは、もうすぐ５歳になる。性格は神経質で臆病、わたしにだけは甘えん坊という、わたしにとってはかわいいかわいい猫である。
ごんちゃんと暮らしはじめて１年経つ頃、淡い色の三毛猫がやってきた。堂々とした佇まいと不思議な毛色、まだらと名付けた。まだらは、あっという間に家に馴染んだ。
ふむふむ、腕を組んで話を聞くごんちゃん
花より団子とはまだらのこと
ごんちゃんとまだらは、仲良くはならなかったけれど、それなりに２匹はたのしくやっている。
まだらがごんちゃんを追いかけまわして、ごんちゃんが悲鳴をあげたかと思うとその逆もある。へなちょこなプロレスをする様子は、見ているといつも笑っちゃう。
内弁慶のため、家族だけの時は大胆ポーズ
乙女の毛繕いは一瞬で終わる
２匹の朝は早い。鳥たちがさえずれば、キャットタワー に飛び乗って、人間さながらにカーテンを開けてバードウォッチング。
ごんちゃんはおなかがすいたら、ごはんのお皿をひっくり返してアピール。まだらは朝だけもらえる缶詰はまだかまだかと、枕元にきては鳴いている。
にぎやかな朝ごはんのあとは、昼寝の時間。それぞれの好きな場所で、むにゃむにゃしながら横になる。
どれどれ、今日の天気はいかがかな
ごんちゃん専用寝床から、こんにちは
テーブルから下を覗き込んだまま、おやすみ
今日も明日も明後日も、それからずっとその先も、ごんちゃんとまだらがたのしい気持ちでいるために、わたしにできることはなんだろう。
おいしいカリカリと缶詰を見つけること。寝床を整えてあげること。どこでも走ったり飛んだりできるように片付けること。
わたしは今日もあれこれ考えながら、猫たちと暮らしている。
おいしいものを開けた瞬間は目がギラン
裏の家の庭は新緑の季節、気持ち良いね
渡邉有希美（わたなべ・ゆきみ）
pienilusikkaとして手縫いのぬいぐるみをつくっています。どこか懐かしい、とぼけた顔した、もけもけという名前のぬいぐるみです。
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