• vol.16 抹茶ティラミス
    お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

    hana’s memo

    愛知県西尾市では740年前から抹茶の生産が盛んに行われ、現在は全国の約20%の生産量を占めているそうです。

    そんな抹茶のふるさと、西尾市出身のヘアメイク石川智恵さんから、西尾の貴重な抹茶をいただきました。こちらは生産者の内藤紀彦さんが全国のお茶の品評会で2位を受賞した抹茶で、市場には出回っていないそう。

    さっそく家で抹茶を点て、いただいてみたのですが、これが本当においしい! 旨みと甘みのバランスが抜群で、清らかな抹茶の風味が口の中いっぱいに広がります。もしかしたら、お菓子の素材になるかも? 

    西尾の抹茶の味を思い描きながらたどり着いたのが、今回の「抹茶ティラミス」でした。

    通常はマスカルポーネのクリームと「レディフィンガー」という固めのビスケットを使いますが、やわらかい生地の方が抹茶との相性が良いので、卵がベースのシンプルな生地を手づくりしました。市販の抹茶でも、もちろん大丈夫! 

    お好みの抹茶で、個性あふれる「抹茶ティラミス」にチャレンジしてみてくださいね ♪

    抹茶ティラミスのつくり方

    材料(IKEAで購入した「BARSK」直径5cm×高さ7cmの容器3個分)

    <スポンジ(直径7cmほどの丸型が7個分)>
    ● 卵1個
    ● グラニュー糖大さじ2
    ● 薄力粉30g
    ● サラダ油大さじ1/2
    <マスカルポーネクリーム>
    ● マスカルポーネ100g
    ● 生クリーム100g
    ● グラニュー糖25g
    ● 卵黄1個分
    <抹茶>
    ● 抹茶3g
    ● 熱湯70mL

    下準備

    *薄力粉はふるいにかける。

    *天板にオーブンシートを敷く。

    *オーブンは180度に予熱する。

    つくり方

     スポンジをつくる。卵黄と卵白を別々のボウルに分ける。各ボウルに砂糖を大さじ1ずつ加える。

    画像: 卵黄と卵白に砂糖を加える

    卵黄と卵白に砂糖を加える

     電動ミキサーで角が立つまで卵白と砂糖をしっかり混ぜてメレンゲをつくる。

    画像: 卵白は角が立つまでしっかり泡立てる

    卵白は角が立つまでしっかり泡立てる

     ミキサーでそのまま卵黄と砂糖を混ぜ合わせる。サラダ油を加え、さらに混ぜる。

    画像: 油を加える

    油を加える

     ヘラに持ち替え、に薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。

     手持ちの泡立て器に持ち替え、の1/3をに加えて混ぜる。

    画像: 卵メレンゲの1/3を加えて混ぜる

    卵メレンゲの1/3を加えて混ぜる

     の残りも加え、ヘラで泡を消さないように切り混ぜる。

    画像: 残りのメレンゲを加える

    残りのメレンゲを加える

    画像: 生地が完成した状態

    生地が完成した状態

     スプーンを使い、生地が丸い形になるようにオーブンシートに落としていく。

    画像: スプーンでオーブンシートに生地を落とす。余分にできますが、マスカルポーネクリームを付けても、そのまま食べてもおいしいです

    スプーンでオーブンシートに生地を落とす。余分にできますが、マスカルポーネクリームを付けても、そのまま食べてもおいしいです

    はなよりひと言:
    焼く前の生地は直径6cmほどです。容器に合わせて形を変えて焼いてみてくださいね。

     180℃に予熱したオーブンで7分30秒〜8分ほど焼き、網に移して冷ます。

    画像: 生地が焼きあがった状態

    生地が焼きあがった状態

     マスカルポーネクリームをつくる。生クリームを泡立て器で8分立てに泡立てる。

    10 別のボウルにマスカルポーネを入れ、同じ泡立て器を使ってやわらかくし、砂糖を加え、混ぜ合わせる。

    画像: マスカルポーネに砂糖を加える

    マスカルポーネに砂糖を加える

    11 10に卵黄を加え、さらに混ぜる。

    画像: マスカルポーネ、砂糖、卵黄を混ぜた状態

    マスカルポーネ、砂糖、卵黄を混ぜた状態

    12 で泡立てた生クリームを加え、なめらかになるまで混ぜる。

    画像1: つくり方

    13 抹茶を溶かす。分量の抹茶を茶こしで漉しながら茶碗に入れ、熱湯を加えたら茶せん(なければ泡立て器)で混ぜる。

    画像: 抹茶を漉す

    抹茶を漉す

    はなよりひと言:
    抹茶のダマを取り除くために一度、茶こしでふるいにかけます。

    画像: 濃いめの抹茶をつくる

    濃いめの抹茶をつくる

    画像: 抹茶と熱湯を混ぜた状態

    抹茶と熱湯を混ぜた状態

    14 粗熱が取れるまで抹茶を軽く冷ます。

    15 ティラミスを仕上げる。容器の直径に合わせて、スポンジ生地の縁の部分をキッチンバサミで切り落とす。

    画像: 生地の縁の部分を切り落とす

    生地の縁の部分を切り落とす

    はなよりひと言:
    スポンジの縁を切り落とすことで抹茶が染み込みやすくなります。使用した容器の底の直径5cmに合わせて切りました。

    16 スポンジ生地の片側を抹茶に浸し、浸していない表面を下にして容器に入れる。

    画像: 生地を抹茶に軽く浸す

    生地を抹茶に軽く浸す

    画像: 抹茶に浸した生地を器に入れた状態

    抹茶に浸した生地を器に入れた状態

    はなよりひと言:
    スポンジ生地がある程度、抹茶を吸い込むまで軽く浸します(あまり長く浸すと生地が崩れてしまうので注意!)生地はフォークなどで扱うと容器に入れやすいです。容器を傾けながら生地を入れます。

    17 12のマスカルポーネクリームを抹茶スポンジの上に重ねる。

    画像: マスカルポーネクリームを重ねる

    マスカルポーネクリームを重ねる

    はなよりひと言:
    容器の側面に抹茶やマスカルポーネクリームが付きます。気になるようでしたら、キッチンペーパーなどで拭き取ります。

    18 同じようにスポンジ生地を抹茶に浸し、容器に入れる

    はなよりひと言:器の直径に合わせて生地を切ります。

    19 マスカルポーネクリームを重ね、最後に抹茶(分量外)を茶こしで少々、ふりかける。

    はなよりひと言:
    抹茶の味を見ながらトッピングの量を決めてくださいね。スポンジを浸して残った抹茶は温かい牛乳を入れて、抹茶オーレにして楽しんでみて!

    20 冷蔵庫で2時間以上、寝かせる。

    画像: はなのお菓子|抹茶ティラミスをつくる|天然生活web youtu.be

    はなのお菓子|抹茶ティラミスをつくる|天然生活web

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    画像2: つくり方

    はな
    モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡〜hana金〜」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
    Instagram https://www.instagram.com/hanalovestaco/

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    天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。



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