料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんに、カリカリきゅうりのつくり方を教えていただきました。きゅうりの食感を最大限生かした「カリカリきゅうり」は黒酢との相性が抜群! カリカリに仕上げるポイントは、水気をしっかり絞ること。余分な水分がでて、食感よく仕上がります。手軽にできて、お箸が止まらない夏の味わい、ぜひお試しくださいね。
夏においしい、きゅうりが主役の「カリカリきゅうり」
皆さま、こんにちは、榎本美沙です。
今月は個人的にも大好きな「黒酢」をテーマに、黒酢を使ったさっぱり料理をご紹介します。
栄養豊富で元気が出る黒酢は、暑い時期におすすめです。
前回の記事「体にうれしい、黒酢のこと」でご紹介した、「薬味たっぷり、やわらか豚しゃぶ」でもきゅうりを使っているのですが、きゅうりは大好きな野菜のひとつ。夏の食卓に、みずみずしいきゅうりは欠かせません。たたいて使えば包丁なしでもすぐに一品が出来上がりますし、さっと炒めてもおいしい。
年中手に入るきゅうりですが、今の時期は元気のあるきゅうりが出回ります。イボがチクチクと痛いくらいのものが新鮮なので、ぜひ美味しいきゅうりを選んでみてくださいね。
このきゅうり、黒酢との相性も抜群です。きゅうりは味は淡白ですが、食感がよいので、この食感を最大限生かした「カリカリきゅうり」をご紹介できたらと思います。
カリカリに仕上げるポイントは、水気をしっかり絞ること。塩もみをして水分を出し、両手でぎゅっと水を絞ります。そうすることで余分な水分がでて、食感よく仕上がります。簡単にできますが、カリカリとお箸が止まらない夏の味わい、ぜひお試しくださいね。
ちなみに、きゅうり4本でたっぷり作りますが、すぐになくなってしまうので、わが家では、多めに仕込みますよ…!
次回は、揚げずに作れる、鶏むね肉の南蛮漬けをご紹介します。さっぱりメインおかずにもなりますので、ぜひそちらもご覧くださいね。
カリカリきゅうりのつくり方
材料(つくりやすい分量)
◎ きゅうり | 4本 |
◎ 粗塩 | 小さじ1と1/2 |
◎ A | |
・しょうゆ | 大さじ2 |
・黒酢 | 大さじ2 |
・砂糖 | 小さじ4 |
・ごま油 | 小さじ2 |
・赤唐辛子(輪切り) | 2本分 |
つくり方
1 きゅうりは5mm厚さに輪切りにしてボウルに入れ、粗塩を加えよく揉む。
2 きゅうりをジッパー付き保存袋に入れ、1kgの重石(500mLのペットボトル2本など)をのせ1時間から一晩おく。
3 きゅうりの水気を両手でよく絞り、キッチンペーパーを使ってさらに絞って保存容器に入れる。
4 Aを火にかけ、一煮立ちしたらきゅうりにかけてそのまま冷ます。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
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