• まだまだ暑さが残るこの季節は、さっぱり食べられ、消化のよい麺料理がおすすめです。たっぷりの野菜で夏の疲れを癒やし、なおかつ、たんぱく質もしっかり摂れることで元気になる麺を紹介します。今回は「結ふ食 楽屋(ささや)」長谷川知子さんに「きゅうりとモロヘイヤの卵うどん」を教えていただきました。
    (『天然生活』2012年10月号掲載)

    「きゅうりとモロヘイヤの卵うどん」のつくり方

    骨付きとりもも肉でとっただしと塩だけのあっさりしたスープに、卵と夏野菜をトッピング。疲れた体にほっとやさしい、温かいうどんです。

    画像: 「きゅうりとモロヘイヤの卵うどん」のつくり方

    材料(2人分)

    ● 冷や麦(または乾燥うどん)200g
    ● きゅうり2本
    ● モロヘイヤ1袋(約140g)
    ● 骨付きとりもも肉1本
    ● 卵2個
    ● 水800mL
    ● 酒大さじ2
    ● 塩小さじ1
    ● こしょう少々
    ● 白ごま少々
    ● 万能ねぎ(みじん切り)適量

    つくり方

     きゅうりは縞目に皮をむき、3mmの輪切りにし、塩少々(分量外)をふって、しんなりしたら水けをしぼる。モロヘイヤは葉をちぎり、さっと湯がいて氷水にとり、水けをきる。

     鍋にとり肉を入れ、やや強火で表面にこげ目がつくまで焼きつける。水と酒を入れ、沸騰したら弱火にして20分煮る。あくが出たらすくう。

     鍋からとり肉を取り出し、骨をはずして身をほぐし、軽く塩、こしょう(分量外)をふる。

     のスープに塩、こしょうを加え、きゅうり、モロヘイヤを入れる。

     冷や麦をかためにゆで、流水で洗ってぬめりを取る。のスープに入れて温め直す。

     スープが沸騰したら、溶き卵を入れ、固まったら火を止める。味をみて、塩、こしょう(分量外)で調味する。

     器に盛り、のとり肉をのせ、白ごま、ねぎをたっぷりかける。

    「結ふ食 楽屋」長谷川知子さんおすすめ
    夏野菜を主役にした、やさしい味わいの麺

    「麺は食材の組み合わせによって、さまざまなバリエーションが生まれる面白さがあります。手軽につくれて食べやすいところが好き」

    そう話すのは、「結ふ食 楽屋」の店主・長谷川知子さん。野菜を主役に、かつお節と昆布でとっただしでつくる、シンプルで滋味深い和食が人気です。お店のメニューには麺料理はほとんどありませんが、まかないとしてつくることが多いのだそう。

    お店では、できる限り、鮮度のいい地元・世田谷区でとれた野菜を使うことがコンセプト。野菜そのものの味を大切に、手を加えすぎないことを心がけているといいます。そんな長谷川さんの提案する麺は、やはり旬の野菜をたっぷり使ったレシピ。

    「うどんに使ったきゅうりは、生で食べる印象がありますが、火をかけることでやさしく体に取り入れられます。厚めに切ると、シャキシャキとした食感も楽しめます」


    〈撮影/有賀 傑 取材・文/赤木真弓〉

    長谷川知子(はせがわ・ともこ)
    東京都東村山市にある料理店「結ふ食 SASAYA-楽屋」店主。西荻窪の「たべごと屋 のらぼう」で修業後、2006年独立。季節野菜を使いていねいにつくった日々の料理を提供している。
    http://u-sasaya.strikingly.com
    インスタグラム:@sasaya_tomoko

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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