• 食物繊維やミネラルなど、多くの栄養がある玄米。おいしく炊き上げるためのコツを、料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんに教えていただきました。塩麹入り寝かせ玄米は、炊き上がりから3日ほど寝かせることで、もっちりと満足度の高い食感に。残ったものは、冷凍保存もできます。

    冷めてもおいしい「塩麹入り寝かせ玄米」

    皆さま、こんにちは、榎本美沙です。

    今回は塩麹の魅力についてご紹介します。『天然生活』2021年11月号でも麹料理をいろいろとご紹介していますので、合わせてご覧くださいね。

    画像: 〈撮影/萬田康文〉

    〈撮影/萬田康文〉

    塩麹を使った「塩麹入り寝かせ玄米」というのは、玄米を炊いて3日ほど保温しておくことでもちもちの食感に仕上がる玄米ごはんのこと。

    わが家ではこの寝かせ玄米をつくるときに、塩麹を入れています。そうすることで、冷めてもおいしいごはんに仕上がります! もっちりしっとり、とても美味しいです。

    栄養価の高い玄米をおいしく食べられるので、玄米のボソボソとし食感が苦手な方にもおすすめですよ。ぜひお試しくださいね。

    次回は「塩麹とんかつ」をご紹介します。ソースいらずで、お肉が驚くほど柔らかく仕上がるとんかつです。こちらもお楽しみに。

    塩麹入り寝かせ玄米のつくり方

    画像: 塩麹入り寝かせ玄米のつくり方

    材料(3合分)

    ◎ 玄米3合
    ◎ 小豆30g
    ◎ 塩麹大さじ1

    つくり方

     玄米は炊飯器の内釜に入れ、泡立て器でぐるぐると洗う。最初の水はすぐに捨て、また水を入れて30秒〜1分ほど研ぐ。これを5〜6回繰り返す。

    ※玄米の表面に泡立て器で傷をつけるように研ぐことで、水分が入りやすくなります。

    画像1: つくり方

     内釜の玄米3合の目盛りまで水を入れてから、水大さじ2、さっと洗った小豆、塩麹を加え、軽く混ぜて炊飯する。

    ※玄米モードがある炊飯器は、玄米モードで炊飯します。玄米モードがない場合の水の量は、目安を3カップ+大さじ2として好みで調整してください。

    画像2: つくり方

     炊き上がったら底の方から混ぜる。保温のままにしておき、1日1回混ぜる。3日目からが食べ頃です。

    画像3: つくり方

    ポイント 炊き上がったらすぐに食べられますが、3日ほどすると色が濃くなり、もちっと感がより出ます。炊飯器の保温機能で数日保存可能。残ったものは、白米のごはんと同じように冷凍保存ができます。



    画像4: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。

    新刊『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る が11月に発売。


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