こっくり濃厚な酒粕チーズケーキ
皆さま、こんにちは、榎本美沙です。
寒い時季にぴったりの発酵食品を使った“発酵おやつ”をご紹介します。
突然ですが、皆さまは酒粕がお好きですか? 私はお酒が弱いので、日本酒をたくさん飲むことはできないのですが……酒粕は大好きです! お気に入りの日本酒を販売する酒蔵さんの酒粕を取り寄せるのが、冬の楽しみです。
おいしくて、体にいい酒粕。酒粕の魅力をお伝えしたくて動画もつくりました。よろしければこちらも合わせてご覧くださいね。
酒粕は、お味噌汁に入れたり、かす床にしたり、甘酒にして飲んだり、あらゆる使い方がありますが、
チーズケーキの隠し味として入れるのもおすすめです。チーズケーキの味わいに深みが出て、とってもおいしく仕上がります。お客さまにお出ししてもとても喜んでいただけます。
酒粕好きの方も、チーズケーキ好きの方にもぜひお試しいただきたいです!
次回は「甘酒バナナマフィン」をご紹介します。やさしい甘さの「甘酒バナナマフィン」は、朝ごはんにもおすすめ。こちらもお楽しみに。
酒粕チーズケーキのつくり方
材料(直径15cmの丸型1台分)
◎ クリームチーズ | 200g |
◎ 酒粕(バラ粕や板粕) | 40g |
◎ グラニュー糖 | 50g |
◎ 生クリーム | 80mL |
◎ 卵 | 1個 |
◎ 薄力粉 | 大さじ2 |
つくり方
下準備 クリームチーズ、卵は常温に戻す。型にクッキングシートを敷く。
1 耐熱容器に酒粕を手でちぎって入れ、水大さじ1をふりかけ、ふんわりラップをかけて電子レンジ600Wで30秒ほど加熱してよく混ぜる。オーブンは180℃に予熱する。
※ペースト状の酒粕、ねり粕を使う場合は省略してください。
2 ボウルにクリームチーズ、酒粕を入れ、ゴムベラでなめらかになるまで混ぜ、グラニュー糖を加えてすり混ぜる。
3 生クリーム、溶いた卵をそれぞれ少しずつ加え、その都度、泡立て器で静かに混ぜる。なめらかになったら薄力粉をふるい入れてゴムベラで切るように混ぜる。
4 粉気がなくなったら型に注ぎ入れ、表面をきれいにならす。3cm程度の高さから数回落として空気を抜く。
5 オーブンの天板に乗せ、40〜50分ほど焼く。竹串を刺してベトっとした生地がついてこなければでき上がり。
※焼きが足りなければ、追加で加熱してください。
6 粗熱が取れたら冷蔵庫でひと晩しっかり冷やし、取り出し切り分ける。
ポイント 加熱のときは、途中で天板ごと前後を変えるときれいな焼き色になります。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
新刊『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る が、2021年11月に発売。
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