• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしを作る。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。今回は、カナダに留学してはや5ヶ月になるオアシズの光浦さんにクリスマスプレゼントを贈ります

    カナダの光浦さんに「メリー・クリスマス」

    早いです。オアシズ光浦さんがカナダに留学して、もうすぐ5ヶ月になるなんて。

    コロナ前はよく一緒にゴハンに行ったり、旅行したり。コロナ禍ではリモートでおしゃべりです。先日も清水ミチコさん、森三中黒沢さん、光浦さん私で、リモートでおしゃべりしました。

    カナダは夜、日本は昼。久しぶりのおしゃべりですが、再会にキャピキャピするわけでもない通常運行に、ニヤニヤしてしまいました。

    画像1: カナダの光浦さんに「メリー・クリスマス」

    途中から黒沢さんは洗濯をはじめ、光浦さんは洗濯物をたたみだします。

    携帯を洗濯機まで移動させる黒沢さん。移動中ぐらんぐらん揺れる画面。中継? 何を見せられているの?

    光浦さんの方は、定点カメラからその様子をじーと見守るような構図。何これは? 監視カメラ?

    カメラ前でちゃんと座って、お話しモードで待っている私と清水さんが哀れです。

    そんな私たち4人って愛おしいですね。なんだそのまとめは。

    そんなふうにリモートやLINEなどでよくやりとりしているんですが、いつだったか私が「クリスマスプレゼントにおかきを送りますね。」とLINEをしたら、光浦さんから、

    「味噌汁、干物、山菜、漬物、海鮮丼、みたらし団子、豆大福、みつ豆、鍋、てっちり、茶碗蒸し、冬瓜のあんかけ、煮魚、豚の角煮。」と、食べたい物のラインナップが怒涛の勢いで送られてきました。

    秒の速さです。これは頭で考えて文字を打っているスピードではない。テレパシーの速さだ。大変! 変な能力に目覚めるほど味噌汁を求めている!

    私はすぐ送ります。と返信しました。ついでに光浦さんのコロンビア人のお友達がキティちゃんを好きらしく、よかったら送って欲しいとのこと。なるほど。日本はキティちゃんにすぐ出会えますが、カナダはそうはいきませんものね。

    画像2: カナダの光浦さんに「メリー・クリスマス」

    私はサンリオショップに行ってありとあらゆるキティちゃんグッズを買いました。帰りにスーパーで、おかき、味噌汁、芽昆布、梅干し、うどんのカップ麺。などなど買いまくって郵便局に行きました。

    するとなんということでしょう。コロナの影響でカナダは基本的に海外からの郵便を受け付けてないんだそうです。唯一受け入れているのが船便で重さ2キロまで。

    しかしそれは追跡もできないし、いつ届くのかも分からない。そんな博打打ちのような郵送方法しかないとは。クリスマスプレゼントに送りたかったものが、ヘタしたら節分に届くかもしれません。

    ここまできたらやるっきゃない。内容物を詳しく書いてないと届く確率が下がると言われて焦る私。「おかき」って英語でなんて言うのか知ってました? 「rice crackers」って言うんですって。

    「ライスクラッカーズ」いやいや、そんなオシャレなもんじゃない。ただのおかきを送るだけで、何故こんなに大変なんだ……

    ぽそりつぶやいて、ライスクラッカーズが海を渡り無事に光浦さんの元に届くことを祈りました。

    画像3: カナダの光浦さんに「メリー・クリスマス」


    画像4: カナダの光浦さんに「メリー・クリスマス」

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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