• 天然生活2月号の綴じ込み付録で、はいばらとつくったポチ袋。それぞれの柄に意味があります。その意味をはいばらに教えてもらいました。意味を知って柄を選ぶのも楽しいですね。教えていただくのは、「亀七号 牡丹」「雪十八号 雲立涌」の2柄について。

    富貴の象徴である牡丹

    画像: 富貴の象徴である牡丹

    まずは「亀七号 牡丹」の意味です。

    「花王」と呼ばれ、富貴の象徴として中国から伝わった牡丹は、日本でも美と権力の象徴とされました。

    「亀七号 牡丹」は、室町時代に中国から伝わった工芸品などによく見られた牡丹と唐草の取り合わせを用いています。

    画像: 切手などの持ち歩きにも使える、小さなサイズ

    切手などの持ち歩きにも使える、小さなサイズ

    唐草の曲線と、牡丹と蝶の優雅な姿が華やかです。

    神仙が棲む山頂の巨岩から湧き出る雲

    画像1: 神仙が棲む山頂の巨岩から湧き出る雲

    次は「雪十八号 雲立涌」について。

    古代中国では、神仙が棲む山頂の巨岩から湧き出る雲を「雲気」と称して瑞祥とみなしました。

    飛鳥時代にこうした中国の神仙思想が伝わり、瑞雲、霊芝雲などの吉祥紋様が生まれたといわれています。

    「雪十八号 雲立涌」は、幾本もの尾を引いて湧き上がる雲を組み合わせ、新しい生命の誕生を表しています。

    次は、「番外松竹梅一号 松竹梅」「雪六号 宝づくし」についてご紹介する予定です。お楽しみに。

    <図案提供/榛原 撮影/山川修一>

    「綴じ込み付録 天然生活×はいばらのポチ袋」は、2021年12月20日発売の『天然生活2月号』の付録です。好みの柄を選んで、自分で切ってつくるポチ袋です。




    画像2: 神仙が棲む山頂の巨岩から湧き出る雲

    榛原(はいばら)
    文化三年(1806年)に和紙小物販売店として開業。以来200年以上、東京日本橋で和紙や紙製品の販売を行う。竹久夢二や川端玉章など、絵師との交流も深く、その図案を用いた便箋や千代紙なども扱う。



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