甘酒、みそ、しょうがの持ち味を生かした鍋レシピ
皆さま、こんにちは、榎本美沙です。
まだまだ寒い時季が続きますね、今月は体が温まる‟発酵鍋”をご紹介しています。今回は甘酒、みそをたっぷり使った発酵鍋のつくり方です。
今まで、こちらの連載でも甘酒を使った料理をいろいろとご紹介してきました。
ただ「お鍋に甘酒」というのは、意外に思われる方も多いかもしれません。実は、コクが出てとってもおいしいのです。
甘酒は自然な甘味なので、ほっこりとやさしいお鍋に仕上がります。
例えば、キムチ鍋に少し甘酒を入れると、まろやかになっておいしいですし、豆乳鍋に甘酒を入れると、さっぱりとした豆乳にほんのりと甘味が感じられて深みのある仕上がりになります。
ぜひ、お鍋をつくられるときにお試しくださいね。
今回は、甘酒とおみそのシンプルなお鍋のつくり方を。しょうがをたっぷりと入れるので、体がぽかぽかと温まりますよ。しょうがを皮ごとすりおろすのが、風味を生かすポイントです。
来月は「‟発酵”×あったか料理」をご紹介する予定です。まだまだ寒い時季が続きますので、皆さま、体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。
しょうがたっぷり、温活発酵鍋のつくり方
材料(つくりやすい分量)
◎ 白菜 | 1/4個(500g) |
◎ 鶏もも肉 | 1枚(300g) |
◎ 長ねぎ | 1本 |
◎ しめじ | 1袋(100g) |
◎ 絹ごし豆腐 | 1/2丁 |
◎ A | |
・ みそ | 大さじ4 |
・ 甘酒 | 1カップ |
・ しょうが(皮ごとすりおろし) | 1.5片分(大さじ1と1/2) |
◎ だし汁 | 3カップ |
つくり方
1 白菜は芯と葉に分けて4cm四方に、長ねぎは斜め切りにする。しめじは石づきを切り取り、手でほぐす。豆腐は食べやすい大きさに切る。鶏肉は、ひと口大に切る。
2 鍋にだし汁、鶏肉を入れて中火にかける。
3 煮立ったら白菜の芯を入れ、ふたをする。白菜の芯に火が通ったらAを加え、白菜の葉、長ねぎ、しめじ、豆腐を加え、温まったらでき上がり。
ポイント
お好みで豆板醤を加えて、ピリ辛にするのもおすすめです。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
新刊『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る が発売中。
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