ズッキーニのこと

ズッキーニは、きゅうりのような見た目ですが、実はかぼちゃの一種。淡白でくせが少なく、ほのかな甘みと苦みが特徴です。
旬は6月~8月。イタリア料理やフランス料理などに重宝され、南フランスの煮込み料理「ラタトゥイユ」などに欠かせない食材です。炒めやグリルなどのさまざまな料理にも使いやすく、近年では日本でもスーパーマーケットに並ぶ一般的な食材として人気が高まっています。
ズッキーニにはβ-カロテンやビタミンC、カリウムが豊富に含まれており、疲労回復や免疫力アップが期待できます。新鮮なズッキーニを選ぶポイントは、均一にふくらみがあり、表面につやがあるものを選ぶことです。
薄いズッキーニのサラダのつくり方

薄くスライスしたズッキーニとみずみずしい新玉ねぎの、さっぱりとした後味のサラダ。ピーラーで薄くそぐことで、やわらかい食感が楽しめ、美しい見た目になります。
材料(つくりやすい分量)

● ズッキーニ | 1本 |
● 新玉ねぎ | 1/2個 |
● A(ドレッシング) | |
・にんにく(すりおろす) | 小さじ1/4 |
・フレンチマスタード | 小さじ1 |
・卵黄 | 1個分 |
・オリーブオイル | 大さじ3 |
・塩 | 小さじ1/2 |
・こしょう | 少々 |
つくり方
1 ドレッシングをつくる。ボトルにAを入れ、よく振って混ぜ合わせる。


2 新玉ねぎは、芯を除き、繊維に沿って薄切りにする。ズッキーニは両端を切り落とし、縦にピーラーでそいでいく。ペーパータオルなどで、しっかりと水気をふきとる。


3 2のズッキーニと新玉ねぎをボウルに入れ、味をみながらドレッシングを加える。さっと混ぜ合わせ、皿に盛る。


〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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