塩麹を使えば、炊飯器でおいしいカオマンガイがつくれます
皆さま、こんにちは、榎本美沙です。
8月、体に堪える暑い日が続きますね。今月は発酵食品を使った、夏に食べたいアジア料理をご紹介します。
私は、日本食をつくることが多いですが、タイやベトナム、台湾、韓国など、アジア料理も大好きで、新型コロナウイルス感染症の流行前はよく旅行にも行っていました。
最近はなかなか旅行にもいけないご時世なので、家でアジア料理をつくることも多くなってきました。よくつくるのが、日本の発酵食品を使って、アジア料理を家庭でのつくりやすくアレンジする料理。
今回ご紹介するのは、「塩麹カオマンガイ」。
タイでよく食べられるカオマンガイは、鶏をゆでて、そのゆで汁で炊いたご飯を合わせる料理です。
今回は、とっても手軽に炊飯器ひとつでつくれる方法をご紹介します。塩麹で鶏肉を漬けてから炊くことで、炊飯器調理でもしっとりと仕上がりますよ。
ちなみに塩麹は手づくりすると、酵素が活性して、お肉がよりやわらかくなります。
塩麹のつくり方はYouTubeでもご紹介しているので、よろしければご覧くださいね。
塩麹カオマンガイのつくり方
材料(つくりやすい分量/3〜4人分)
● 米 | 2合 |
● 鶏もも肉 | 小2枚(500g) |
● 塩麹 | 大さじ2 |
● しょうが、にんにく | 各1片 |
● 酒 | 大さじ1 |
● 長ねぎ | 10cm |
● A | |
・ナンプラー | 大さじ2 |
・黒酢(なければ酢) | 大さじ2 |
・砂糖 | 小さじ2 |
・ごま油 | 小さじ2 |
・水 | 小さじ2 |
● パクチー、レモン | 適量 |
つくり方
1 鶏肉は袋に入れて塩麹を揉み込んで冷蔵庫でひと晩(1時間以上)おく。
2 米はといで30分浸水させておく。にんにくは半分、しょうがは薄切り、長ねぎはみじん切りにする。
3 炊飯器の内釜に米、酒を入れ、2合の目盛りまで水を入れる。鶏肉を塩麹ごと、しょうが、にんにく、あれば長ねぎの青い部分、パクチーの根を入れ、炊飯する。
4 長ねぎ、Aを混ぜ合わせてねぎだれにする。
5 炊き上がったらすぐに具材を取り出し、ごはんを混ぜ合わせる。鶏肉は食べやすい大きさに切り分け、器にごはん、鶏肉、パクチー、レモンをのせ、ねぎだれをかける。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る 、『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る がある。
新刊『今すぐ始められる、毎日続けられる。ゆる発酵』(オレンジページ) amazonで見る が、2022年5月に発売。
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