• vol.31 ブルーベリータルト
    お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

    hana’s memo

    友達夫妻がスタートした、自然農法のブルーベリー農園「FARM 646」。

    画像: 粒が大きくて美味しい「FARM 646」のブルーベリー

    粒が大きくて美味しい「FARM 646」のブルーベリー

    千葉県いすみ市の農園で採れたてのブルーベリーを使って、ブルーベリータルトをつくりました。

    手順が三段階に分かれますが、基本は「混ぜるだけ」。甘さ控えめの手づくりタルト生地が無農薬、無肥料で育てられた甘酸っぱいブルーベリーの味を引き立ててくれます。

    美味しいフルーツが手に入ったらぜひつくってみてくださいね!

    「ブルーベリータルト」のつくり方

    画像: 「ブルーベリータルト」のつくり方

    材料(直径18cmの底が抜けるタルト型1台分)

    ● ブルーベリー300g
    <タルト生地>
    ● 薄力粉100g
    ● 卵黄1個分
    ● きび砂糖20g
    ● 塩ひとつまみ
    ● バター(塩分不使用)60g
    <アーモンドクリーム>
    ● アーモンドプードル50g
    ● 卵1個
    ● 薄力粉10g
    ● きび砂糖40g
    ● バター(塩分不使用)50g
    <カスタードクリーム>
    ● 卵黄2個分
    ● 薄力粉20g
    ● 牛乳200cc
    ● バニラビーンズ1/4本
    ● 砂糖40g
    ● バター(塩分不使用)大さじ1/2

    下準備

    *タルト生地用のバターと卵黄は室温にもどす。

    *アーモンドクリームをつくる前に、アーモンドクリーム用のバターは少しやわらかくなるまで室温におく。卵も室温にもどす。

    *カスタードクリームをつくる前に、カスタードクリーム用の卵黄、牛乳、バターは室温にもどす。薄力粉はふるっておく。

    つくり方

     タルト生地をつくる。バターを泡立て器で練る。

     に砂糖、塩を加え、よく混ぜたら卵黄を加え、さらに混ぜる。

     ふるいにかけた薄力粉の1/3をのボウルに加え、泡立て器で混ぜる。

    画像1: つくり方

     に残りの薄力粉も加え、ヘラに持ち替え、生地がまとまるまで混ぜる。

    画像: 残りの薄力粉をヘラで切り混ぜる

    残りの薄力粉をヘラで切り混ぜる

    画像: 生地がまとまった状態

    生地がまとまった状態

    [はなよりひと言]

    生地がつるんとして、まとまります。

     の生地を平らにしてからラップし、冷蔵庫で半日ほど、寝かす。

    画像: ラップして冷蔵庫で冷やし固める

    ラップして冷蔵庫で冷やし固める

    [はなよりひと言]

    生地が伸ばしやすいかたさまで冷蔵庫で冷やします。

     型にバター(分量外)を塗り、冷蔵庫に入れておく。

     の生地を冷蔵庫から出し、麺棒で伸ばし、冷やしたの型に敷き込む。

    画像: 生地を伸ばした状態

    生地を伸ばした状態

    画像: 生地を型にのせる

    生地を型にのせる

    [はなよりひと言]

    生地がくっつきやすいので、オーブンペーパーにはさむかポリ袋に挟んで伸ばし、そのまま型にのせると扱いやすいです。

    画像: 生地がくっつきやすいのでオーブンペーパーなどを使用

    生地がくっつきやすいのでオーブンペーパーなどを使用

     の型から出た端の部分をナイフで切り落とし、型のまま冷蔵庫に入れて30分ほど寝かせる。オーブンを180℃に予熱する。

    画像2: つくり方

    [はなよりひと言]

    生地は数日前につくってから冷凍保存し、使う前の晩から冷蔵庫で解凍しても大丈夫です。

     を冷蔵庫から出し、生地の底にフォークで穴を開け、180℃に予熱したオーブンで10分焼く。

    画像3: つくり方

    [はなよりひと言]

    生地がふくらんでしまうので、穴は貫通するまでしっかり開けます。

    10 をオーブンから出し、生地を冷ます。

    画像: 土台を先に焼く

    土台を先に焼く

    11 アーモンドクリームをつくる。ボウルにバターを入れ、泡立て器でやわらかくし、砂糖を加え、よく混ぜる。

    画像: バターと砂糖を練る

    バターと砂糖を練る

    [はなよりひと言]

    マヨネーズ状になるまでよく混ぜ合わせます。

    12 11に溶き卵を少しずつ加え、その都度、よく混ぜる。

    画像: 卵を少しずつ加える

    卵を少しずつ加える

    画像: 卵が混ざった状態

    卵が混ざった状態

    [はなよりひと言]

    分離しやすいので、卵は少しずつ加えます。ここでは7回に分けて加えました。

    13 12にアーモンドプードルを加え、ヘラで練る。

    画像: アーモンドプードルを混ぜる

    アーモンドプードルを混ぜる

    14 13に薄力粉をふるい入れ、さらに切り混ぜる。

    画像: 薄力粉を加える

    薄力粉を加える

    15 14をラップして、冷蔵庫で30分ほど寝かせる。オーブンを180℃に予熱する。

    16 15のアーモンドクリームをタルト生地に流し入れ、予熱した180℃のオーブンで20分ほど焼く。

    画像: アーモンドクリームを詰める

    アーモンドクリームを詰める

    17 16をオーブンから取り出し、生地を冷ます。

    画像: アーモンドクリームが焼き上がった状態

    アーモンドクリームが焼き上がった状態

    18 カスタードクリームをつくる。鍋に牛乳を入れる。バニラビーンズのサヤを割いて、中から種を出し、鍋に加えて沸騰直前まで温める。

    画像: バニラビーンズをさやから出す

    バニラビーンズをさやから出す

    [はなよりひと言]

    鍋の縁の牛乳がフツフツしてきたら火を止めます。

    19 卵黄と砂糖を白っぽくなるまで泡立て器で混ぜ合わせる。

    画像: 卵黄と砂糖を混ぜる

    卵黄と砂糖を混ぜる

    [はなよりひと言]

    卵黄に砂糖を加えたらすぐに混ぜます。放置すると、砂糖がダマダマになって混ざりにくくなります。

    20 19に薄力粉を一気に加え、さらに混ぜる。

    21 2018を少しずつ加え、その都度、混ぜる。鍋に加え、中火でとろみがつくまで底から混ぜる。

    画像: 温めた牛乳を加えた状態

    温めた牛乳を加えた状態

    画像: もったりするまで混ぜる

    もったりするまで混ぜる

    22 21を火から下ろしてバターを加え、混ぜる。

    23 22をザルなどでこしながらバットに入れ、保冷剤で冷やす。

    画像: カスタードクリームをこしてバットに入れる

    カスタードクリームをこしてバットに入れる

    [はなよりひと言]

    菌が増殖しやすいので、保冷剤ですぐに冷やします。

    24 口金を入れた絞り袋に23のクリームを詰め、冷蔵庫で冷やす。

    画像: カスタードクリームを絞り袋に入れる

    カスタードクリームを絞り袋に入れる

    25 2417の冷ましたタルト生地に絞り出す。

    画像: カスタードクリームを絞り出す

    カスタードクリームを絞り出す

    画像: 表面を整える

    表面を整える

    26 25の上にブルーベリーを散らす。

    画像: ブルーベリーをのせる

    ブルーベリーをのせる



    画像4: つくり方

    はな
    モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など多数。新刊は『今日もお稽古日和』(淡交社)。
    インスタグラム:@hanalovestaco

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    天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。



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