• 料理研究家になって23年。娘たちは独立し、再び夫婦ふたり暮らしに。長野県原村に別荘を手に入れ、東京と長野の二拠点暮らしをスタートした藤井 恵さん。50歳を過ぎ、健康を第一に考えて塩分を控え、ビタミンや食物繊維の多い食品や発酵食品など、栄養も考えてレシピを考えるようになったそう。夫婦ふたりの夜ごはんの献立から、肉じゃがと、きのことほうれん草のごま和えのレシピを教えていただきました。
    (『ふたりときどきみんなでご飯』より)

    肉じゃがと、きのことほうれん草のごま和え

    画像: 肉じゃがと、きのことほうれん草のごま和え

    肉じゃがのつくり方

    画像: 肉じゃがのつくり方

    私の先生から教わったレシピで、砂糖が多めの甘辛味に仕上げます。

    じゃがいもはホクホクの男爵やしっとりとして煮くずれしにくいメークインなどがありますが、私がよく使うのはこの中間のシンシアという品種です。

    材料(2人分)

    ● 牛切り落とし肉200g
    ● にんじん1/2本
    ● 玉ねぎ1/2個
    ● じゃがいも2個
    ● サラダ油大さじ1
    ● 水1カップ
    ● 絹さやえんどう(筋を取る)10枚
    <A>
    ● 砂糖大さじ2と1/2
    ● 酒大さじ2
    ● しょうゆ大さじ2
    ● みりん大さじ1

    つくり方

     牛肉は5〜6cm長さに切る。にんじんは皮をむいて小さめの乱切りにし、玉ねぎは1.5cm幅のくし形切りにする。じゃがいもは皮をむいて、2〜3等分の乱切りにする。

     鍋にサラダ油を熱し、中火でにんじん、玉ねぎ、じゃがいもの順に炒め、油が回ってじゃがいものまわりが透きとおったら、肉を加えて炒める。

     肉の色が変わったら分量の水を加え、煮立ったらアクを取ってふたをし、強火で5分煮る。さらにAを加えて中火で汁けがほぼなくなるまで煮て、絹さやを加えて火を通す。

    きのことほうれん草のごま和えのつくり方

    画像: きのことほうれん草のごま和えのつくり方

    ごまの和え衣を使ったレシピ。

    ベーシックな和え衣なので、覚えておくといつでもさっとつくれて役立ちます。

    材料(2人分)

    ● ほうれん草200g
    ● しょうゆ小さじ1+小さじ1
    ● しめじ(石づきを除き、小房に分ける)1パック
    ● 酒小さじ2
    ● 塩少々
    ● すり白ごま大さじ2

    つくり方

     ほうれん草はゆでて水に取り、水けをきって4cm長さに切る。しょうゆ小さじ1をまぶして水けをしっかり絞る。

     アルミホイルにしめじをのせ、酒と塩をふって軽く包んで網にのせ、3〜4分中火で蒸し焼きにする。

     ボウルにを蒸し汁ごと入れ、白ごま、しょうゆ小さじ1、を加えて和える。

    本記事は『ふたりときどきみんなでご飯』(エムディエヌコーポレーション)からの抜粋です

    <撮影/竹内章雄 スタイリング/池水陽子>


    藤井 恵(ふじい・めぐみ)
    料理研究家・管理栄養士。女子栄養大学栄養学部卒業。在学中からテレビの料理番組のアシスタントを務め、出産を機に専業主婦に。娘ふたりの子育て経験を生かした料理提案が評判になり、料理研究家の道を歩み始める。日々のご飯からおつまみまで幅広くレシピを紹介し、おいしさとセンスのよさ、作りやすさに定評がある。18年続けた料理番組を卒業し、2020年より長野県原村と東京との二拠点生活をスタート。現在は、テレビ、雑誌、書籍などで活躍するかたわら、原村の食材を使った新たなレシピ考案を日々楽しむ。YouTubeチャンネル「藤井食堂」も開設。『藤井恵のシニアのからだ元気レシピ』(NHK出版)、『適塩でごはん革命 塩分ひかえめでもとびきりおいしいレシピ』(扶桑社)など著書多数。新刊は『ふたりときどきみんなでご飯』(エムディエヌコーポレーション)。

    ◇ ◇ ◇

    『ふたり ときどき みんなでご飯』(藤井 恵・著/エムディエヌコーポレーション)|amazon.co.jp

    『ふたり ときどき みんなでご飯』(藤井 恵・著/エムディエヌコーポレーション)

    『ふたり ときどき みんなでご飯』(藤井 恵・著/エムディエヌコーポレーション)|amazon.co.jp

    amazonで見る



    This article is a sponsored article by
    ''.