豚ひき肉の下ごしらえの仕方
豚ひき肉は買ったらすぐに下ごしらえをしておけば、さまざまな料理にアレンジができて便利です。
材料(つくりやすい分量)

● 豚ひき肉 | 800g |
● A | |
・長ねぎ(みじん切り) | 1カップ |
・しょうが(みじん切り) | 大さじ2 |
・酒 | 1/4カップ |
● 塩 | 少々 |
つくり方
1 ボウルにひき肉を入れて軽く塩をふり、Aを加え、手で混ぜ合わせる。


2 密閉容器に移し、ラップを上からかけて空気を抜いて保存する。


※冷蔵庫で2日保存可能。
※しょうがをにんにくに代えても異なる風味を楽しめる。
豚ひき肉の「焼くだけハンバーグ」のつくり方

混ぜ合わせたひき肉をそのままフライパンにのせて焼くだけ。好みの形に切り分けて盛り付ければごちそうになります。ひき肉を下ごしらえしておけば、調理時の手間はさらに省けます。
材料(2人分)

● 下ごしらえした豚ひき肉 | 340g |
● れんこん(粗みじん切り) | 1/2カップ |
● にんにく(みじん切り) | 小さじ1 |
● 溶き卵 | 1/2個分 |
● オイスターソース | 大さじ1 |
● ごま油 | 大さじ1 |
● A | |
・しょうゆ | 大さじ1 |
・オイスターソース | 大さじ1 |
・酒 | 大さじ2 |
● こしょう | 少々 |
● クレソン | 1束 |
つくり方
1 ボウルに下ごしらえしたひき肉を入れ、にんにく、オイスターソース、溶き卵を加え、こしょうをふる。手でよく混ぜ合わせ、れんこんを加えてさらに混ぜる。


2 熱したフライパンにごま油を回し入れ、1をすべて入れて丸く広げる。焼き色がついたら部分ごとに裏返す。余分な油が出たら、折り畳んだペーパータオルで拭き取る。最後に強火にして合わせたAを回しかける。





3 好みのサイズに切って器に盛り、クレソンを添える。
豚ひき肉のこと

豚ひき肉は、豚肉の半端な部分や、すね、バラ、肩などの硬い部分を細かくひいたものです。手頃な価格で手に入ることが多く、肉団子や炒めものなど、調理のバリエーションも豊富です。
豚ひき肉を選ぶときは、赤身と脂身の比率を確認しましょう。脂身が多く白っぽいものを選ぶと、加熱する際に油が出すぎてしまうので、写真のような「赤身7:脂身3」ぐらいの割合のものがおすすめです。また、トレイに肉汁(ドリップ)が出ているものは鮮度が失われている証拠なので、購入を避けましょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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