(『暮らしの図鑑 木のもの』より)
木製トレイの使い分け
人数分揃えたい小さめの盆
ポピュラーな存在である木のトレイやお盆。料理を運ぶ以外にも、便利で素敵な使い方がたくさんあります。
活用のコツは「サイズにあった用途」を知ること。
まずは「A4よりも小さいサイズ」です。上の写真に写っているのもこの大きさ。小さめトレイはティータイムにおすすめです。
小皿のお茶請けを置き、茶托にのせた湯呑をセットすれば、サッとテーブルに運ぶことができて、いつものお茶でもおもてなし感が演出できます。また、酒器やグラス、おつまみをのせれば晩酌も特別な雰囲気に。
こうした小さいサイズの木のお盆は、銘々盆として家族の人数分や、数枚揃えておいても、お茶にお酒にと、いろいろなシーンで活躍してくれます。
木製トレイの使い分け
お膳に使える大きめサイズは見せる収納としても使える
「A4よりも大きなサイズ」の盆は、お膳として。
シンプルな一汁一菜も木のお盆に置くと品よくまとまります。
ただ、メイン皿に小鉢とたくさんの食器をのせるには、意外と大きなサイズが必要です。家族の人数分、自宅のテーブルにのるかどうか確認してから購入するようにしましょう。
縁がフラットな形のものだと食器がぶつからず使い勝手がよくなります。スタッキングもできるので収納時もかさばらず便利です。
大きめの盆は見せる収納にもぴったり。茶碗やグラスを伏せて食卓や棚においたり、お茶セットをまとめたり。見た目も楽しく、使うときもサッと手に取れます。
本記事は『暮らしの図鑑 木のもの』(翔泳社)からの抜粋です
〈撮影/安井真喜子 文/酒井さより〉
タカハシユキ
自由な発想と新しい視点を盛り込みつつ、基本のツボをきっちり押さえた料理を考案するフードコーディネーター。国際中医薬膳師の資格も持つことから、心と体に寄り添う料理をもっとうとしている。書籍、広告等幅広く活躍中。
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「古くから私たちの暮らしに欠かせない存在である「木」。木のうつわやカトラリーをはじめ、無垢材のフローリングや椅子などの家具木の玩具にアクセサリーなど、暮らしにぬくもりや楽しみを与えてくれる存在です。
そんな「木のもの」をテーマに、暮らしへの取り入れ方や使い方・選び方のコツはもちろん、現代の暮らしにフィットする作品を生み出している木工作家さんやブランドの紹介、さらには木材への理解を深める基礎知識を1冊にまとめました。