しめじの下ごしらえの仕方
しめじは多めに手に入れて下ごしらえしておけば、かさが減って場所もとらないだけでなく、さまざまな料理にアレンジができて便利です。
材料(つくりやすい分量)

● しめじ | 5パック |
● オリーブオイル | 大さじ2 |
● 塩 | 少々 |
つくり方
1 しめじは石づきを切り落とし、汚れが気になるところは洗わずにペーパータオルなどで除く。手でさいて小房に分ける。天板に均等に並べる。

2 1に軽く塩をふり、オリーブオイルをかける。200℃に予熱したオーブンで10分焼く。



※焼くとオリーブオイルにより余分な水分がぬけて、味が入りやすい。
※冷蔵庫で3、4日保存可能。
焼きしめじのバター煮のつくり方

だしが効いたスープは、ごはんを入れて洋風のお茶漬けにしても美味。今回は梅昆布をプラスしましたが、別のものに代えて好みのアレンジを楽しんでもよいです。
材料(つくりやすい分量)

● 下ごしらえしたしめじ | 2カップ |
● チキンスープ | 1カップ |
● 白ワイン | 大さじ2 |
● バター(有塩) | 大さじ2 |
● 塩、白こしょう | 各少々 |
● 塩昆布(細切り) | 少々 |
● 白ごま | 大さじ1 |
つくり方
1 鍋にチキンスープを入れ、煮立てる。白ワインとしめじ、バターを加え、コトコト煮る。


2 煮汁が少なくなってきたら、スープの味をみながら塩、こしょうでととのえる。器に盛り、最後に塩昆布、白ごまをふる。

※塩昆布の代わりに梅干しなど別の塩分のあるものをのせてもおすすめ。
しめじのこと

「しめじ」は、秋が旬のきのこのなかでも、食卓に身近なきのこです。「ぶなしめじ」と「本しめじ」に分かれますが、年中店頭に出回り、一般的に活用されている「ぶなしめじ」は、くせが少なくうま味が豊富なため、炒めものや汁ものなど、さまざまな料理に活用されています。
ぶなしめじは、カルシウムの吸収を助けるビタミンDやナイアシン、カリウムなどを多く含みます。また食物繊維も豊富なので、便秘の解消などに役立ちます。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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