長なすと牛肉の重ね焼きのつくり方

好みでとうがらしを散らしたり、モッツァレラチーズを重ねても。
また、パルメザンチーズをのせてから焼いてもおいしいです。残ったらそのまま火にかけ、パスタソースにしても。
材料(つくりやすい分量)

● 長なす | 2本 |
● オリーブオイル | 大さじ1 |
● にんにく(スライス) | 大さじ1 |
● 牛もも肉 | 200g |
● 玉ねぎ | 1/2個 |
● トマト(中) | 1個 |
● バジル | 適宜 |
● A | |
・ナンプラー | 大さじ2 |
・白ワイン | 大さじ2 |
つくり方
1 玉ねぎは繊維を断ち切るように1cm厚さに切ってほぐしておく。

2 トマトは、芯の部分を取り、1.5cmの輪切りにする。


3 肉は広げて、7cm大の大きさに切り、塩とこしょうをする。

4 なすは半分の長さに切り、薄切りにする。

5 ボウルにAを合わせる。

6 オーブンウェアにオリーブオイル適量(分量外)をぬり、なすの1/2量を敷き詰める。次に玉ねぎ1/2量を並べ、肉、トマトの順にそれぞれ1/2量を重ね、5を回しかける。バジル、ニンニクの1/2量を並べ、なす1/2量を並べる。残りの食材をそれぞれ同じ順で平らになるように重ねて、2層にする。最後にオリーブオイルを回しかける。




7 250°のオーブンで15分焼く。

重ね焼きが残ったら……
パルメザンチーズをのせてクタクタ煮に
素材のうま味がひとつになり、重ね焼きとはまた違うおいしい一品に。スープはパンにつけていただきます。

長なすのこと

20〜25cmもある長なす。日本各地で栽培されていますが、とくに収穫量が多いのは九州地方です。九州には「久留米長なす」や「熊本赤なす」などの在来種があり、古くから栽培が行われてきました。
九州など温暖地で育ったものは身がやわらかいのが特徴。なすは冷蔵庫にそのまま入れておくと、種が変色したりかたくなったりするので、焼くなど少し下準備をしてから保存するといいでしょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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