• 「どうしてあの人はいつもついているのだろう?」と考えることはありませんか。人気脚本家にして占い師としても活躍する中園ミホさんに、自身の経験と人間観察から見えてきた運を引き寄せるためのヒントを教えていただきました。不安な時代に少しでも「ご機嫌」な毎日を過ごせるように。今回は、「60歳からの幸せ」についてのお話です。
    (『強運習慣100』より)

    幸せとは循環するもの。周囲の幸せを愛おしく思えたら、あなたの人生はずっと豊かになる

    暦が還ると書いて、「還暦」。60歳からは、人生2周目になるという意味です。占いでは、節目としてとても大きな意味をもつ年になります。

    よく若い人が「1周回ってアリ」なんていう言い方をしますが、言い得て妙です。

    この60年で知識と経験を積んできた分、以前はよくわからなかったこともわかるようになり、自分や人との付き合い方が上手になってきたと感じます。

    余裕を持って物事に向き合い、どうやったら自分が機嫌よく過ごせるのかを理解し、自分らしい暮らし方ができるようになってきました。

    人生1周目は、すべてが初めての経験。仕事や恋愛で挫折したり、失敗したり、自分のためにがむしゃらに頑張る時期のように思います。

    でも、2周目ともなれば、誰かに追い抜かれても構わないし、周りの景色を見渡す余裕も出てくるもの。

    困っている人を見かけたら手を差し伸べたり、声をかけて励ましたり、皆が幸せになることを考えるようになるのではないでしょうか。

    その結果、人から感謝してもらえたなら、それはとても嬉しいことです。

    私は、人生の最終目的は「自分で自分を幸せにすること」だと思っていますが、60歳からは、周りをどれだけ喜ばせられるか、ということを大切にして過ごしています。

    誰かを幸せにすることで、自分にも幸福が返ってくる。

    そういう循環が、人生2周目を豊かにしてくれると思うから。


    本記事は『強運習慣100』(エクスナレッジ)からの抜粋です


    画像: 幸せとは循環するもの。周囲の幸せを愛おしく思えたら、あなたの人生はずっと豊かになる

    中園ミホ(なかぞの・みほ)

    東京生まれ。脚本家。広告代理店勤務、コピーライター、占い師の職業を経て、88年に脚本家としてデビュー。『ハケンの品格』『はつ恋』をはじめ、多数のテレビドラマを手掛け、数々の賞を受賞。また、現在も占い師としての活動を継続中で、これまでの経験を生かして、エッセイ『占いで強運をつかむ』『相性で運命が変わる 福寿縁うらない』(マガジンハウス)の執筆や、公式占いサイト『解禁!女の絶対運命』(https://nakazono-miho.marouge.jp/)の監修も手掛ける。2023年11月に著書『強運習慣100』(エクスナレッジ)を発売。

    『強運習慣100』(エクスナレッジ)|amazon.co.jp

    『強運習慣100』(エクスナレッジ)

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