紙ものとイラストレーションの祭典「紙博」で、大人気だった「ヨハク」。主宰する渡邊かおりさんに、市販のノートや便箋に、ラベルやシールを貼ってつくる、私だけの文房具のつくり方を教えていただきました。大人っぽく、センスよく仕上げるバランスについてもお聞きしています。今回は、「レターセットのつくり方」です。
(別冊天然生活『暮らしのまんなか』vol.36より)
(別冊天然生活『暮らしのまんなか』vol.36より)
無地のレターセットに、スタンプとマスキングテープで自分らしく
スタンプやマスキングテープでワンポイントを。オリジナルのレターセットならあの人へ、思いをより自分らしく伝えられそうです。「スタンプをはみ出すように押すと、ニュアンスのある仕上がりになりますよ」
How to make
レターセットのつくり方
用紙するもの
白い無地の便箋と封筒。好きなスタンプと2種類のマスキングテープ、スタンプ用インク
つくり方
1 スタンプで遊ぶ。便箋を2枚ずらして重ね、スタンプを両方にかかるように端に押す。はみ出しが、ニュアンスのある仕上がりに。
2 2種類のマスキングテープを幅半分に細く切る。カッティングボードに貼りたい長さを貼り、カッターで切る。長短、長さを変えて切っておく。
3 便箋や封筒の端に合わせて、長短2種類のマスキングテープを貼っていく。先に貼ったテープと始点をずらし、添うように貼る。
4 封筒にスタンプを押す。これも便箋同様はみ出るように押し、「見えない部分」を想像させるようなデザインに。
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<撮影/古瀬 桂 構成・文/一田憲子>
渡邊かおり(わたなべ・かおり)
2016年、ふたつのマスキングテープのデザインからオリジナルの文房具ブランド「ヨハク」をスタート。つくりつづけたマスキングテープは 150種類を超える。そのほか、スタンプやノート、メモ帳なども制作。全国各地でのイベントにも出店。 https://yohaku.in.net/