• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、白だし活用法のお話。

    最近知った、白だしの魅力

    調味料の白だしは「使う派」と「全く使わない派」に分かれます。

    私も数年前までは「使わない派」でした。

    と言うよりも、「使い方がわからないので使わない派」でした。

    めんつゆで十分だし、なくても困らないと思っていたのです。

    しかし、使い始めたらこれが便利!

    めんつゆとは違う白だしならではの良さがあります。

    例えば素材の色を邪魔しないだしと塩味がバランスよく甘ったるくならないなど、個人的に好きなポイントがあります。

    特に手軽なのは、野菜の浅漬けです。

    画像: 最近知った、白だしの魅力

    きゅうりやキャベツなどが使いきれない時には、食べやすい大きさに切り、少量の白だしと千切りしょうがを合わせておきます。

    実はシチューやパスタにも合うんです

    さらに使い勝手が大きく広がったキッカケは、相性の良い食品を見つけたからです。

    それは牛乳やチーズやバターなどの乳製品

    画像1: 実はシチューやパスタにも合うんです

    一番良くつくるのは、シチューやパスタなどです。

    画像2: 実はシチューやパスタにも合うんです
    画像3: 実はシチューやパスタにも合うんです

    どちらも味付けは乳製品と白だしを合わせるだけですが、最後に粒こしょうをふると味が引き締まります。

    使う目安は白だしのボトルに表記されている「お吸い物」の配合を参考にしてください。

    スーパーでたくさんの種類が並ぶ白だしですが、選ぶ時にはぜひ「原材料」を確認して、なるべくシンプルなものを買うことをおすすめします。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)

    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は休止中)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

    インスタグラム:@cafe.rietta

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