手間とウケは反比例する、の法則
手間をかけて頑張ったものは子どもにウケず、ちゃちゃっとつくった簡単なものほど喜ばれる。ホワイ。
そんなもやもやが常に伴うメニューの代表格、焼きそば。焼きそばでいっか、じゃなく、焼きそばがいいのね、おぬしらは。
下の写真、上にかかる青のりの量は間違っているのではありません。わが家では青のりも具のひとつなので、下が見えないほどふりかけてエメラルドグリーン仕上げに。
味つけはJC娘の要望どおり、付属の粉末ソースを迷わず全量入れ。こじゃれていない屋台っぽい味がもっとも喜ばれます。ふふ、案外簡単だな。
#塾前ごはん
子どもを塾に送り出す前に大至急つくる夕食。焼きそば、パスタ、チャーハンなど。娘の塾が7時半から始まるので、6時45分から7時10分ぐらいが塾前ごはんタイムでした。
塾前ごはん「エメラルド焼きそば」のつくり方
材料(2人分)
● 豚バラ薄切り肉 | 100g |
● 春キャベツ | 1/4個(約200g) |
● 玉ねぎ | 1/2個(約100g) |
● にんにく、しょうがのみじん切り | 各1かけ分 |
● 中華蒸し麺(焼きそば用、粉末ソースつき) | 2袋 |
● 青のり | たっぷり |
● 紅しょうが | 適宜 |
● ごま油 | 小さじ2 |
● 塩、こしょう | 各適宜 |
● 酒 | 大さじ2 |
● 粗びき黒こしょう | 適宜 |
つくり方
1 豚肉とキャベツは一口大に、玉ねぎはくし形に切る。麺は電子レンジ(600W)で袋ごと20秒温める。
2 フライパンにごま油を入れてにんにくとしょうがを熱し、香りが立ったら肉に塩少々をふって焼く。色が変わったら玉ねぎとキャベツを加え、塩、こしょうしてさっと炒め、皿などに取り出す。
3 同じフライパンに麺をもみほぐして入れ、酒を入れてさらにほぐし、焼きつける。麺に火が通ったら付属の粉末ソース1袋をまんべんなくふってからめながら焼く。
memo:
辛口に仕上げたいときは、麺2袋に対し粉末ソース1袋と、「イカリソースレトロ」(シャバシャバ系の関西ソース)を加える。
4 麺が色づいたら2を戻し入れ、残りの粉ソース1袋を加え、炒め合わせて黒こしょうをふる。器に盛り、青のりをたっぷりふり、紅しょうがを添える。
本記事は『塾前じゃないごはん』(株式会社オレンジページ)からの抜粋です
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母娘のリアルな日常と、心をほぐすレシピ集
受験を控え塾に通う思春期娘と母は、仲良く話していたと思ったら次の瞬間突然バトル勃発がごく日常。文筆家・料理家の馬田草織さんが、親子のリアルな日常と想いを「塾前ごはん/塾前じゃないごはん」のレシピとともに綴る一冊です。
馬田草織(ばだ・さおり)
文筆家・編集者・ポルトガル料理研究家。出版社で雑誌編集を経て独立。ポルトガルの食や文化に魅了され、現地の家庭からレストラン、ワイナリーなど幅広く取材している。ポルトガル料理とワインを楽しむ教室「ポルトガル食堂」を主宰。著書に『ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)、『ホルモン大航海時代』(TAC出版)などがある。一児の母。