明日を元気に迎えるために必要なのは、自分をいたわる夜のお手当て。今日の疲れをすっきり取り去ります。「体の滞りを解消するマッサージ」を、「マヒナファーマシー」 店主中山晶子さんに教えていただきました。
(『天然生活』2020年2月号掲載)-
(『天然生活』2020年2月号掲載)-
中山さんの夜のお手当て
体の滞りを解消するマッサージ
「血のめぐりが悪い」「体全体がどんよりと滞っている」と感じたときに、意識してほぐしてほしいのが血海のツボ。
冷え症、とくに足先の冷えに悩んでいるならぜひ。血の滞りを解消するので、生理不順や生理痛、腰まわりのだるさなどにも効果があるといわれています。
「あとは、お風呂にゆっくりと入ること。石けんに塩を混ぜるだけでもマッサージ効果がありますよ」
血海のマッサージ
血海のツボは、膝の内側にある。膝の皿から指3本分上にあり、押すとやや痛みがある。わからない場合は、脚を伸ばしたときにできるくぼみの上端あたりと覚えておくと探しやすい。
椅子にしっかりと骨盤を立たせた状態(膣が椅子と直角になるイメージ)で座り、片足首を膝にのせる。血海のツボにひじを置いて体重をかける。より深く刺激したいときはひじをゆっくり曲げ、伸ばす。
入浴時、塩を使ってスクラブ&浄化
石けんを泡立て、粗めの塩を混ぜて体をなでるように洗えば、塩粒がスクラブ代わりになる。
「好みのハーブオイルをたらして香りを足せば、1日の神経の高まりと緊張をゆるめて取り去ってくれます」
〈撮影/山川修一 取材・文/福山雅美 構成/鈴木麻子 イラスト/須山奈津希〉
中山晶子(なかやま・あきこ)
月とハーブと暮らしのお店「マヒナファーマシー」店主。ハーブや植物のオリジナルプロダクツを中心に、雑貨や食品も扱う。ワークショップなども定期的に開催。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです