• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、塩水からつくる「自家製ごま塩」のお話。

    炊き立ての新米にぱらりとかければそれだけでごちそう

    一見地味な存在の「ごま塩」ですが、だからこそおいしいものがあると毎日のごはんがぐっとレベルアップします。

    私はこの「自家製ごま塩」を時間とやる気があるときにつくって瓶に保存しておきます。

    常温で日持ちがするので、白いごはんのトッピングはもちろんおにぎりにも大活躍します。

    市販品にはない、分離しないごま塩

    そもそも市販のごま塩は塩とごまのブレンド状態になっています。

    使い終わりに「塩だけ残った」「塩が固まってしまった」「最後の方は塩辛くなる」など、ちょっとモヤモヤを感じることはありませんか?

    このごま塩は「ごま一粒一粒に塩をコーティングしている」のでごまと塩が一体化しています。

    画像: 市販品にはない、分離しないごま塩

    つまり、いつでもいつまでも味が均一。

    極端な話、一粒でもちゃんとごまと塩味をバランスよく味わうことができるのです。

    もう市販品にはもどれない……。ぜひひと手間かけて「おいしいごま塩」をお手元にいかがでしょうか。

    炊き立てのごはんと、自家製ごま塩。平凡なおうちごはんの至福のひとときです。

    自家製ごま塩のつくり方

    画像: 自家製ごま塩のつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ●塩大さじ1
    ●水大さじ2
    ●黒ごま大さじ4

    ※全体の割合は塩:水:黒ごまが1:2:4。好みの分量でつくってください。

    つくり方

     鍋に塩水(塩と水の割合が1:2)を用意します。そこに4の割合で黒ごまを加えたら弱火で点火する。

    画像1: つくり方

     塩が結晶化するまで、耐熱のはけやスプーンなどでやさしく混ぜながらじっくり水分をとばす。

    画像2: つくり方

     完全に水分がとんで、黒ごまがグレーになったら完成。

    画像3: つくり方

     清潔な瓶に入れて常温で保存(風味がとぶので、1カ月ほどで使い切るのがおすすめ)。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在休止中。秋にリニューアル再開予定)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
    インスタグラム:@cafe.rietta
    ボイシー:@cafe.rietta
    https://ameblo.jp/caferietta/

    * * *

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)|amazon.co.jp

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)|amazon.co.jp

    amazonで見る



    This article is a sponsored article by
    ''.