焚き火料理の人気定番メニュー
ローストポークのつくり方
分厚い鋳鉄製のダッチオーブンは、遠赤外線効果で食材の芯までムラなく熱を通してくれる。
そんなオーブン料理の定番がこのローストポークだ。

材料(4人前)
● 豚肩ロース肉(塊) | 500g |
● ズッキーニ | 1本 |
● マッシュルーム | 12個 |
● ペコロス(小タマネギ) | 12個 |
● ヤングコーン | 1袋 |
● パプリカ | 1個 |
● ブロッコリー | 1個 |
● ローズマリー | 適量 |
● 塩 | 適量 |
● コショウ | 適量 |
● おろしニンニク | 少々 |
● オリーブオイル | 少々 |
つくり方
1 豚肉にフォークを突き刺して、熱の通りをよくしておく。

2 豚肉全体に軽く塩とコショウ、おろしニンニクをまぶしていく。
point
動き回って汗をかいたあとの野外料理では、家でつくるときよりもやや濃いめに下味をつけてもいい。

3 ダッチオーブンはあらかじめしっかりと熱しておく。熱したオリーブオイルで豚肉の表面を焼く。

4 トングを使って豚肉の表面全体を軽く焦げ目がつくくらいまで焼く。こうすることで肉汁が閉じ込められてジューシーなローストポークになる。

5 ダッチオーブンにズッキーニ、ペコロス、マッシュルーム、ヤングコーンとローズマリーを入れる。

6 このときの火加減は弱めの熾火(おきび)だが、蓋の上にも熾(お)きを乗せて鍋全体で食材に熱を加えていく。

7 30分ほど熱を加えたら、火が通りやすいパプリカとブロッコリーを入れ、再び蓋をして加熱する。

8 火力が強すぎると感じたら、ダッチオーブンを熾きの上からずらして調整しよう。さらに15〜30分熱を加えれば完成!

※本記事は『焚き火の教科書』(扶桑社)からの抜粋です。
〈撮影/山田耕司、山川修一 取材・文/後藤聡(エディターズ・キャンプ)〉
伊澤直人(いさわ・なおと)
週末冒険会 代表、野営家。1972年宮城県生まれ。幼少よりボーイスカウト活動に参加、18歳でスカウト活動における最高賞、「ボーイスカウト日本連盟 富士スカウト賞」を受勲し、皇太子殿下(当時)に拝謁する。その後、米国式のアウトドア・サバイバルスクールでトレーニングを積み、卒業後は運営側として個人と法人向けの研修を担当。同時期にラフティングガイドとしても活動していた。現在は、長野県八ヶ岳および首都圏を中心に全国各地の海山川で、おもに社会人を対象として年間60泊以上のキャンプツアーを開催。初心者向けキャンプスクールやソロ野営、防災サバイバルスクールも開講している。併せて法人・団体向けにアウトドアイベント、ツアーのコンサルティングやセミナー、コーディネートなども実施中。