• 日差しや暑さ疲れがたまりやすい夏。季節に合わせた植物のお手当てを上手に取り入れましょう。植物療法士・岡野真弥さんに「ドクダミのチンキ」を教えていただきました。精製水で薄めてスプレー容器に入れておけば、虫刺されや日焼けした肌のケアに役立ちます。
    (『天然生活』2024年8月号掲載)

    夏の肌トラブルと虫刺されのケアに
    ドクダミのチンキ

    画像: 夏の肌トラブルと虫刺されのケアに ドクダミのチンキ

    肌トラブルにうってつけなドクダミ。

    長期保存ができるチンキにしておき、精製水で5~10倍に薄めたスプレーを常備しておくと便利です。

    虫に刺されたら、スプレーをひと吹きすれば、すぐにかゆみがおさまります。

    日焼けで赤くなった肌にも。

    チンキのつくり方

    画像: チンキのつくり方

     煮沸消毒したガラスびんにドライハーブ10gを入れ、ハーブがつかるまでアルコール分40%のウオッカまたは35%のホワイトリカー(100mL前後)を注ぎ、ふたをする。

     よく振り、日付ラベルを貼り、冷暗所に2週間おき、1日1~2回びんを振る。

     茶こしでこした液体をスポイト付き保存容器に入れ、日付ラベルを貼る。

    保存期間:冷暗所で1年

    ドクダミについて

    昔から生薬や民間薬として利用されてきたハーブ。

    漢方では「十薬(じゅうやく)」と呼ばれるほど薬効成分が豊富で、さまざまな肌トラブル抑制やデトックスなどに便利。

    皮膚疾患のほか、便秘や高血圧、動脈硬化、尿道炎、むくみにも。

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    ▼植物の力を取り入れたセルフケア「フィトセラピー」とは?

    https://tennenseikatsu.jp/_ct/17774709

    次回は、夏バテに効く天然のスポーツドリンク「ハイビスカスの水出しハーブティー」をご紹介します。どうぞお楽しみに!

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    〈監修/岡野真弥 イラスト/わたなべみきこ 取材・文/工藤千秋〉

    画像: ドクダミについて

    岡野真弥(おかの・まや)
    植物療法士・ライフコーチ。林真一郎氏に師事し、心身の不調を植物の恵みで改善。セルフラブの大切さを発信。アラン・コーエン氏のアシスタントティーチャー。著書『心と体がととのうフィトセラピー 植物のチカラを暮らしに生かす』(池田書店)。
    インスタグラム:@selflove_maya

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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