わが家にイギリス王室の風を……
ロイヤルファミリーが好きです。
少女漫画好きというのもありますが、この世に存在している本物の王子様やお姫様に憧れているからだと思います。
中学生の頃は図書館で世界のロイヤルファミリーの写真集を眺めては、空想に耽っていました。
モナコのグレース王妃、イギリスのダイアナ元妃。その美しい微笑みは、私のハートを鷲掴み。
結果、妄想で彼女たちと文通を交わす仲に。
上野の森美術館で開催されている「KING&QUEEN展」に行ってきました。ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーに展示してある肖像画が、上野にやってくるとのこと。
イギリス王室の肖像画、すごく見たいです。
余談ですが、旦那さんはギネス記録をいっぱい持っているギネス芸人なのですが、ギネスの本場イギリスでお仕事する機会がありまして、2ヶ月ほどイギリスに行っている時期がありました。
その時のお土産に頼んでいたのが、ロイヤルファミリーのグッズ。
エリザベス女王のプリントしてある物とか絶対あるはずだから、なんでもいいから買ってきて下さい!
そして買ってきてくれたのは、クッキー缶やポストカードや、コーギーとエリザベス女王が対になった置物。たまらないです。こんな可愛くていいのでしょうか。
こんなグッズが出るほど、エリザベス女王は愛されているんだなぁと、しみじみ。
そういえば、ロンドンオリンピック開会式の演出で、ジェームス・ボンドと空から降りてきたのはエリザベス女王でしたね。
館内はテューダー朝から現在のウィンザー朝までの、5つの王朝の肖像画が展示してあります。
私は歴史に全く詳しくないので、誰が誰とかピンとこないと思っていたのですが、「あれ、映画で観たことある人が出てる。」と意外にもピンと来る人がいて面白かったのです。
ケイト・ブランシェット主演の映画「エリザベス」のエリザベス1世。コリン・ファース主演の映画「英国王のスピーチ」のジョージ6世。
その流れから「あ、この人が兄弟で、ほほう、ここがこうなってこの流れになって… 」なんて手繰っていくと、興味津々。
カミラ夫人のご先祖は、こうだったんだ……なんていうちょっとしたゴシップもあって、ムフフ。
そして、お目当てのエリザベス女王の肖像画。
ため息が出る美しさでした。
写真も素晴らしいものがたくさん。撮影オッケーの肖像画があって興奮しました。
賢さと美しさと親しみやすさが滲み出ていて、ますますファンに。
帰りはミュージアムショップでグッズを購入。
冷蔵庫に肖像画のマグネットを貼ったら、あらまぁ、小さな台所に王室の風が吹いています。
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。