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ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
トップスの色で選ぶ、相性のよいスカーフ
大人の女性が、いまの空気感をちゃんと含んだコーディネートをつくる上で重要なのは、“スカーフをコーディネートになじませる”こと。
スカーフが主役のコーディネートも素敵ですが、下手をすると少し懐かしい雰囲気が出てしまうこともあり、難易度は高めです。なので、まずはなじませ、さり気なく効かせるところからスタートです。
そうするための選び方として頭に入れておいてほしいのは、トップスの色とスカーフのベースの色を合わせること。そうすることで、ちょうどいい塩梅のコーディネートをつくりやすくなります。
◆ ライトブルーのワンピースに
Before
↓
After
やさしいライトブルーのワンピースに、ブルーのスカーフを合わせます。同系色のワンピースと合わせることで、少し強めのブルーもしっかりなじみ、適度な華やかさをプラスしてくれます。
◆ ネイビーブルーのワンピースに
深めにあいたVネックに合わせ、結び目の位置を決め、バランスを整えます。三角に折って巻くことで、縁取りのオレンジがしっかり現れ、コーディネートを引き締めてくれます。
◆ エクリュのモックネックニットに
モックネックやハイネックなど高さのある衿元と、落ち着いた大人の印象が生まれる、スカーフを中に入れ込む巻き方は相性バツグン。やさしい印象のエクリュがベースのスカーフは、柄がカラフルでも品良くまとまります。
◆ クロのリネンニットに
ざっくり編まれたリネンのニットと、なめらかな素材のシルクスカーフ。少し間違うと違和感のあるコーディネートが生まれてしまいますが、ベースの色をそろえることで、異素材合わせがプラスになるコーディネートに。
◆ ライトグレーのTシャツに
カジュアル感が強いライトグレーのTシャツには、それぞれの色の主張がしっかりしているタイプのスカーフを合わせ、少しエッジを効かせます。大人のカジュアルスタイルが完成です。
次回も引き続き、スカーフの選び方、合わせ方を考えていきます。
*このページの価格は税抜きです。
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<スタイリング/植村美智子 撮影/山田耕司>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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