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ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
ボーダー+デニム素材の大人の着こなし
ボーダーとデニム、定番の柄と定番の素材を合わせていきます。
カジュアルになりすぎてしまい、大人の女性に似合いにくくなってしまう可能性の高いこの組み合わせですが、押さえるところを押さえてコーディネートしていけば大丈夫。
問題ありません。
◆ベーシックカットソー
ビッグサイズのトップスをインせずにアウトして着る場合、細長くなりすぎず、身幅にも適度にゆとりのあるものが適任。
大きな面積になってしまっても、無地のゾーンがあるパネルタイプのボーダートップスであれば、スッキリした印象に。
腰まわりはタイトながらも、裾に向かって少し広がりがある、セミフレアのデニムを合わせ、足元には華奢なサンダルを。
格好よく、バランスよく着こなします。
タイトシルエットすぎないボトムスを合わせるのが、いまのコーディネートをつくるポイントです。
◆デザインカットソー
ベーシックなクロのボーダーでも、シンプルになりすぎないのがデザイントップスのいいところ。
直線ではなく、丸みのある裾のラインが絶妙なバランスをつくってくれます。
ネックラインの切り替えで、マニッシュな雰囲気もつくっているこのカットソー。
ひらっと裾に広がりのあるマーメイドスカートなど、フェミニンさのあるボトムスと合わせることで、大人になじむスタイルが完成します。
◆ニット
ざっくり編まれた生地感が、おしゃれな雰囲気をつくりやすいこのニット。
重さの出ない、スッキリした着丈も魅力です。
お尻を隠してくれない着丈は不安……と思った人も、ワイドデニムと合わせれば大丈夫。
デニムのゆとりがその不安を消してくれます。
ゴールドが効いた辛口のサンダルを合わせ、キリッと仕上げます。
次回は、ボーダートップスを白系のボトムスと合わせていきます。
【問い合わせ先】
◆ ヴェリテクール|092-753-7559
http://online.veritecoeur.com/
◆プレインピープル青山|03-6419-0978
https://www.plainpeople.jp/
◆ポンデシャロン鎌倉店|0467-38-6552
https://www.mikegray.jp/c/pont_de_chalons
<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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