裸足だと寒いかも? と感じることがある、いまの季節も、冷房の寒さがある真夏の暑い時季も、味方にすると心強いアイテム、ソックス。でも、素敵に取り入れることの難しさを感じている人も多いのでは? 今月は、大人の女性がおしゃれな雰囲気をつくりやすいカラーソックスの取り入れ方を考えていきます。今回は、ソックスを合わせやすいサンダルとスニーカーを見ていきます。
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ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
ソックスに合わせるなら、ベーシックな色で存在感のあるものを
これからの季節に活躍してくれるシューズと言えば、サンダルとスニーカー。
どういうタイプのものがソックスを合わせやすいか考えていきます。
◆サンダル
まず、カラーソックスを合わせやすいよう、色はベーシックなものを。
そして、華奢なサンダルより、フォルムのしっかりしたサンダルの方が、難しく考えずバランスの良いソックスコーディネートをつくれるように思います。
スポーツサンダルはもちろん、ソールに厚みのあるサボや、今年らしいグルカサンダルもいいですよね。
ただ、ソックスをはくと滑りが良くなり、サンダルの中で足が動いてしまうので、足が疲れてしまいます。
靴の中で足を安定させるために、欠かせないのが、滑り止めのインソール。
コーディネートサービスでお会いする方たちにもおすすめしているのが、サイズ感が変わらない、とっても薄い0.5mmのタイプ。
透明なので、脱いだときも、まったく目立ちません。
でも、あるとないとでは大違いなんです。
ちなみに、私は裸足のときも足が滑るので、すべてのサンダルに貼っています。
◆スニーカー
ソックス合わせを難しいと感じている人は、子どもっぽくなりがちなキャンバス地などのローテクスニーカーを避けるのが懸命。
レザーやナイロン系、ランニング系やハイテク系の、ソールに厚みのあるものを選び、いまの空気感たっぷりのコーディネートをつくりたいところです。
ひもの色が本体になじんでいるものを選ぶと、カラーソックスの選択肢が広がります。
ひもを結び直さずそのまま履くと、ソックスがズレて、かかと部分が出てきてしまったり、歪んでしまったりすることがあります。
ソックスをコーディネートのなかのアイテムのひとつとして生かしていくなら、正しい位置できれいにきちんとはきたいところです。
でも、毎回結び直すのはめんどくさいという人は、靴べらを使ってみてください。
レザーシューズのときだけではなく、スニーカーのときも便利に活躍してくれます。
次回から、コーディネートを考えていきます。
【問い合わせ先】
◆デッカーズジャパン|0120-710-844
◆ノヴェスタ ジャパン
https://novesta.jp/
◆フラッパーズ|03-5456-6866
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◆プレインピープル青山|03-6419-0978
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<スタイリング/植村美智子 撮影/林 紘輝>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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