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ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
上の写真の商品について
左上)46,200円/アイヴァン(トリップ ルミネエスト新宿店)
右上)33,000円/アイヴァン(トリップ ルミネエスト新宿店)
右中)39,600円/アイヴァン(トリップ ルミネエスト新宿店)
左中)37,400円/BJクラシックコレクション(トリップ ルミネエスト新宿店)
右下)41,800円/BJクラシックコレクション(トリップ ルミネエスト新宿店)
左下)39,600円/アイヴァン(トリップ ルミネエスト新宿店)
普通の大きさでレンズの色が薄いタイプを
当たり前のことですが、サングラスにも流行があります。
流行りの最先端のものをかける必要はありませんが、いまの流れに沿った、大人の女性がかけて、懐かしさや迫力が出にくいものを選びたいところです。
まずは大きさ。
迫力が出すぎず、ファッションになじむものと考えるなら、大きすぎない、普通の眼鏡と同じサイズ感のものがベスト。
そしてレンズは、いまの主流、顔が透けて見える薄い色のものを。
店員さんに言われて、なるほどと思ったのが、薄い色のレンズの場合、透けて見える肌の色によって色が変わってくるということ。
なので、一概にはどの色がおすすめとは言えませんが、私は、ベージュ系、グリーン系が好きです。
フレームは、涼しげなクリアなものを選ぶと、いまの流れに沿ったおしゃれな雰囲気をつくりやすくなります。
ポップなイメージがあるかもしれませんが、大人の女性にもなじみ、多くの人が似合いやすいフレームです。
無色の透明ではなく、ブラウンなど色の入ったクリアなフレームもいいですよね。
ゴールドの主張が強いタイプを、アクセサリー代わりとして効かせ、ファッションの一員にするのもおすすめです。
サイズ感に注意し、大きすぎないものを選べば、迫力が出すぎることはないはずです。
ふだんメガネをかけている人は、いつもと同じタイプ、同じ大きさのメガネにカラーレンズを入れてみるのもいいですよね。
そのままずばり、同じメガネでもいいかもしれません。
そこから、レンズの色を似合うものに変えていったり、レンズの色の濃さを、違和感のないものに変えていったり。
納得行くものにたどり着く近道になるかもしれません。
カラーレンズだと逆に目が疲れてしまうので、しっかりUVをカットしてくれる透明のレンズを入れていると話してくれた人がいました。
今回、サングラスをお借りした「トリップ」の方にお聞きしたところ、クリアなUVカットレンズでも、しっかり紫外線をはね返すことはできるとのこと。ただやはり、眩しさを防ぐことはできないようです。
なので、とにかくUVカットさえできればいい! という人は、ハードルが低めなこの方法を試してみるのもいいですよね。
次回は、ストロー素材のハットを取り上げます。
【問い合わせ先】
◆ ヴェリテクール|092-753-7559
http://online.veritecoeur.com/
◆トリップ ルミネエスト新宿店|03-6380-5156
https://www.erotica.co.jp/
◆プレインピープル青山|03-6419-0978
https://www.plainpeople.jp/
<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「いまの自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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