気負わずかぶれるハット4選
帽子のまわりを、ぐるっとつばが囲むハット。
ハットと聞くと、ハードルの高さを感じてしまう人も多いと思いますが、柔らかい素材のものであれば、気負わず、なじみよくかぶれるはずです。
シンプルながらも、少しスパイスを効かせたハットタイプの帽子たちをかぶっていきます。
ー1ー
大きなつばのハットも、柔らかい質感なら、デイリーに使いこなせます。
やさしいブラウンのハットを、同じくやさしい色合いのコーディネートに合わせました。
洋服と色の強さを合わせることで、まとまりのいいスタイルに。
ー2ー
クルンと丸まったつばがたまらない、やさしい白のハット。
少し高めのクラウンが、絶妙なバランスをつくってくれます。
シャツの色と合わせ、つながりをもたせれば、なじみのよいコーディネートができ上がります。
ー3ー
チューリップタイプのハットは、つばがひらひらしているので、深めにかぶっても重たさが出ないのもいいところ。
お出かけのときは、少し浅めにかぶりしっかり顔を出したり、不本意なノーメイクのときは、深めにかぶり、顔を隠し気味にしたり。
帽子を含めモノトーンでまとめ、さり気なくハットを効かせます。
ー4ー
この帽子、好きなところのつばを曲げられるので、好みの形でかぶることができます。
もちろん、折らずにかぶってもOK。
黒は何にでも合う色と考えられがちですが、決してそうではありません。
黒がしっかり使われているコーディネートに合わせ、ちゃんとコーディネートの一員に。
次回は、前の部分につばがついている、キャップ・キャスケットタイプの帽子たちです。
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◆ポンデシャロン鎌倉店|0467-38-6552
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
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