大人になじむニット&ボアキャップ4選
いわゆるニット帽のような、つばのないすぽっとかぶる帽子、ワッチキャップ。
カジュアルさの強いこのタイプの帽子ですが、ちょっとした形の違いで、大きく雰囲気が変わる、興味深いタイプでもあります。
ー1ー
かぶり口を折り返すタイプの、ピッタリしたニットキャップ。
軽く乗せてかぶると少し若くなりすぎてしまうので、それなりに深く被ったほうが大人にはなじみそうです。
デニムジャケットでカジュアルさをそろえつつ、ノーカラーのタイプを選びフェミニンさもプラスしました。
ー2ー
折り返しのない、シンプルなニットキャップ。
リサイクルウールでつくられている点も気になるところです。
耳まで深くかぶれば少しクラシカルな印象に。
色のトーンを合わせ、スカーフをプラスすれば、お出かけスタイルのでき上がりです。
ー3ー
カジュアルさ、やんちゃさの強いぽんぽん付きのニットキャップ。
大人には難しいアイテムに思えますが、でもやっぱりかわいいんです。
ふわふわした柔らかい質感で、チクチクしにくいこの帽子。
この暖かさが最大の魅力かもしれません。
ふんわりスリーブの、ネックの詰まった今年らしいニットと合わせ、シンプルにまとめ、しっとりかぶりこなしてください。
ー4ー
モコモコしたボア素材のワッチキャップ。
暖かさ満点です。
てっぺんがなだらかなこのタイプが似合う人も多いはず。
発色の良いニット合わせ、シンプル過ぎず、攻めすぎず。
大人にとってちょうどいいバランスをつくります。
次回は、番外編。手編みの帽子の編み方です。
【問い合わせ先】
◆アデュートリステス|03-6861-7658
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「おしゃれのABC」とは……
ちょっとしたコツで、ぐっとおしゃれに。
スタイリスト・植村美智子が、約25年の仕事を通して培ったコーディネートの経験とファッションの知識を生かし、季節ごとに陥りがちな、おしゃれの悩みを解決します。
<スタイリング/植村美智子 撮影/山川修一>
植村 美智子(うえむら・みちこ)
大阪府吹田市出身。文化服装学院アパレルデザイン学科卒業。アシスタント経験後、1996年にスタイリストとして独立。雑誌、広告、タレントのスタイリングなどで幅広く活躍。2010年、ファッションコーディネートサービス「Liltin'(リルティン)」を立ち上げ、個人向けのコーディネートを開始する。ひとりひとりとじっくり向き合うことを大切にし、ファッションを楽しんでもらえることを目指したパーソナルスタイリングが人気を呼ぶ。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、電子書籍『「今の自分」に似合う服』(扶桑社)などがある。
https://uemuramichiko.com/
Liltin' ファッションコーディネートサービス
https://liltin.com/
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