• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。新しい年、2023年を迎え、新年のわくわくを語ります。

    祝2023年。お正月はわくわくしますね

    新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

    なんて書いている今は12月末です。仕事柄、季節を先取りしてしまうので、私の脳内は12月に入ったらもう新年という塩梅でございます。

    損しているような得しているような。

    昔はお正月番組なんかで着物を着せていただくこともあって、その時は得してるなぁと思っていました。成人式でもないのに着物を着せてもらうなんてありがたいかぎりです。

    でも、着慣れていないものだから、まぁ疲れるんです。

    トイレに行くのも面倒だし、汗だくだし、盛り上がって「イェーイ!」なんてふうに腕を上げたくても上がらない。なんて窮屈なんだ。これは損してるような気がする……

    画像1: 祝2023年。お正月はわくわくしますね

    そうか! 動きが制限されるからこそ美しい所作が際立つのか! よし。いつか大河に呼ばれる時のために着物での所作を身につけよう。ありがとう新年。

    なんて妄想だけはいっちょまえにしていましたが、習うこともせず、大河からお呼びすらかからないまま15年が経ちました。

    そんなことを思い出して新年に想いを馳せているのですが、先取りしていようがいまいが、新年というのは、やっぱり気持ちがシャンとしますね。クリスマスよりお正月の方が、気持ち的にしっくりきます。

    画像2: 祝2023年。お正月はわくわくしますね

    我が家もクリスマスのお祝いをやったのですが、どうもイマイチ楽しみ方が分かりません。

    子どもがいるのでプレゼントを渡す楽しみや、家をちょっと飾りつけてみようかなという気持ちにはなったのですが、チキンを食べてケーキも食べても、なんかしっくりこないのです。

    それに比べてお正月はわくわくします

    パキッとした門松や、出汁香るお雑煮、お重に入ったおせち、お年玉、初詣。

    なんてわくわくするワードばかりなんでしょう。

    なぜお正月がわくわくするのか、私は知っています。私が41歳になったからです。

    クリスマスは言ってしまえば恋人たちのもの。もうそんなものは遠い昔に捨て置いてきた私には、胃もたれに怯えるチキンより、出汁の効いたお雑煮の方が気持ち上がるのです。

    おせちで日本酒を飲みたいのです。そして実家でダラダラ。これが至福の時なのです。

    画像3: 祝2023年。お正月はわくわくしますね

    早く来い来いお正月。2023年はどんな年になるんでしょうね。明るい話題の多い1年でありますように。

    それにしても、2023年ってすごい未来っぽい数字ですね。

    タイムマシンで未来から来た人がとなりに……なんていう気配がします。


    画像4: 祝2023年。お正月はわくわくしますね

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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