可能性は無限大。我が家にうってつけの「セルフフォトスタジオ」
マタニティーフォトを撮ってきました。
正直、暑いし、身体は重いし、子連れで写真館に行くの大変だよなぁと、なかなか重い腰が上がりませんでした。
でも、上の子の写真はあるのに下の子のはないというのはかわいそうかなぁ、という気持ちに。
ふとスマホの写真を見返せば、私の写真がほぼありません。特にお腹の大きさが分かるような、全身が写っているものがなく、妊娠中のピリピリとあいまって、「なんで夫は私の写真を撮らないんだ。娘とのツーショットもほぼありゃしない。私は撮ってあげてるのに!」と、プンスコしそうになりました。
写真館で撮るほどじゃなくていい。お腹を出すのはちょっと恥ずかしいし、ふわふわのマタニティードレスを着るのも恥ずかしい。いつもの感じで家族揃って撮れたらオッケーというのが私の希望です。
なおかつ、チャチャっと撮れるような時間がかからないのがよくて、更には安く済むのがベストなんだけど、何かいいのないかなぁと探していると、「セルフフォトスタジオ」というのを見つけました。
テレビの特集で観たことがあります。カメラや照明は設置してありますが、カメラマンはいなくて、自分たちでリモコンを持ってスイッチを押すと写真が撮れるスタジオ。
モニターを見ながらポーズなんか決めちゃってもいいし、自然体でもいいし、カメラマンがいない分、変に緊張しないのもいいところです。
さらに15分単位で借りられるので、チャチャっと撮って帰れますし、何より写真館に比べて激安です。私が行ったスタジオは「マタニティーフォトプラン」があって、30分で4000円弱で借りられました。
これは我が家にうってつけ。ということで、お揃いのチェリーTシャツを持参の上、向かいました。ちなみに夫の「チェリー吉武」の芸名にちなんでのチェリーTシャツとなっております。
スタジオに着くと、説明を受けて早速撮影開始です。初めはどうしてもリモコンをモニターに向けて押している私の写真しか撮れず、これじゃない感の写真ばかりに。
今どきの若者なら上手に撮るんだろうなぁと40オーバーの私たちは苦戦しました。
ようやく慣れてきた頃になると、今度は娘が飽き出して駆けずり回る。置かれている小道具をおもちゃにして騒ぎまくる。という波乱の展開に。やっぱりカメラマンさんは必要だったかしら?
時間になり、カウンターで写真のデータをもらいました。何かしらは撮れているだろうとは思っていましたが、思っていたより色々なパターンの写真が撮れてホッとしました。なんなら、失敗している写真の方が、ストーリーが想像できて面白かったなぁ。
予想どおり、私は汗だくになって写真を撮っていたので、帰りはかき氷を食べて帰りました。
セルフフォトスタジオって、プリクラの感じもあって面白いなぁと思いました。例えば久しぶりに会った友人との帰りに15分だけ撮って帰るのもありだし、1人で宝塚歌劇団のマネをして撮るとか、可能性は無限大です。
「よし、産休中に宝塚メイクを練習しておこう。」かき氷を頬張りながら、私はそんなことを決意しました。
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。