• 喫茶店の定番の味が自宅でつくれる、髙山かづえさんの再現レシピで、「おうち喫茶店気分」を味わいませんか。今回は、プリン・ア・ラ・モードのつくり方を紹介します。
    (『天然生活』2021年10月号掲載)

    素材選びと少しの工夫で、喫茶店の味に

    自宅で喫茶店気分を味わえたなら……。喫茶店を愛する髙山かづえさんに、全国の喫茶店で覚えた定番の味を教えていただきました。素材選びや少しの工夫で、ぐんとお店の味に近づきます。

    「でも、私がもし喫茶店を開いたら、きっと赤字ですね」と笑います。

    プリン・ア・ラ・モードのつくり方

    画像: プリン・ア・ラ・モードのつくり方

    フルーツやクリームをちょこんと添えた、お手軽プリン・ア・ラ・モード。昔ながらのかためのプリンは、喫茶店の代名詞的存在です。

    材料(4人分、容量120mLのプリン型4個分)

    〈カラメルソース〉
    ・砂糖大さじ4
    ・水大さじ2
    ● 卵2個
    ● 牛乳1カップ
    ● 砂糖大さじ4
    ● バニラエッセンス少々
    〈ホイップクリーム〉
    ・生クリーム大さじ3
    ・砂糖小さじ2
    ● オレンジ4房分
    ● キウイ(1cm厚さの輪切り)2枚
    ● バター適量
    ● ミントの葉適宜

    つくり方

     プリン型の側面にバターを薄く塗る。小鍋にカラメルソースの材料の砂糖と水大さじ1を入れ中火にかける。鍋を揺すりながら砂糖を溶かし、4分ほどしてこげ茶色に色づいたら火を止めて、残りの水を加えてさっと混ぜ、プリン型に等分に流し入れる。粗熱が取れたら冷蔵庫で10分ほど冷やす。

     ボウルに卵を割り入れ、バニラエッセンスを加えて泡立てないようによく混ぜる。

     小鍋に牛乳、砂糖を入れて中火にかけ、砂糖が溶けるまで混ぜながら人肌程度に温める(熱くしすぎないこと)。のボウルに加え、さっと混ぜてざるでこし、プリン型に等分に流し入れる。プリン型の口径よりひとまわり大きめのアルミをかぶせてふたをする。

     蒸し器に湯を沸かし、を間隔をあけて並べ入れる。ふたをして強火で2分蒸したら弱火にし、さらに10分蒸す。粗熱が取れたら冷蔵庫で3時間以上冷やす。

     冷やしている間に飾りのフルーツ類を準備する。オレンジは皮をむいて実を袋からはずす。キウイは皮をむいて半分に切る。ホイップクリームの材料をボウルに入れ、つのが立つまで泡立てる。星型の口金をつけたしぼり袋に入れる。

     プリンの型に沿って竹串でぐるりとはがし、器にプリン型をふせてのせる。器を持ち型を押さえながら上下に勢いよくふり、プリンを型からはずす。クリームをしぼり、フルーツ、ミントの葉を飾る。



    〈料理/髙山かづえ 撮影/大沼ショージ スタイリング/荻野玲子〉

    髙山かづえ(たかやま・かづえ)
    大分県出身。料理研究家、ワインソムリエ。雑誌や書籍、広告などを中心に活躍中。おいしく簡単につくれるレシピが人気。著書に『純喫茶レシピ』(誠文堂新光社)など多数。最新著書『レンジでかんたん、体ととのう スープの冷凍ストック&アレンジ』(マイナビ出版)が2023年9月に発売。
    インスタグラム:@kazuetakayama

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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