(『お弁当にもおつまみにもなる 作りおき』より)
れんこんの竜田揚げのつくり方
れんこんの食感と香ばしさで、冷めてもおいしい竜田揚げです。
[吉田 愛さんよりひと言]
つまみ食いでつい食べ過ぎてしまうので、多めにつくるのがおすすめです(笑)。揚げたてはホクホク、冷めるとシャキシャキという食感の違いも楽しめます。
材料と下準備(つくりやすい分量)
● れんこん | 250g |
▶ 皮つきのままひと口大の乱切りにする。厚手のポリ袋に入れ、しょうが(すりおろし)小さじ1、しょうゆ大さじ1と1/2を加えてもみ、ときどき上下を返しながら10分ほどおく。汁けをきり、片栗粉適量を薄くまぶす | |
● サラダ油 | 適量 |
つくり方
1 鍋にサラダ油を深さ1cmほど入れて中火で熱し、れんこんの1/2量を入れ、ときどき返しながらカラリとするまで3~4分揚げ焼きにする。残りも同様にする。
Note
・消費期限は約3日。
・れんこんは皮むき&水さらし不要。揚げると皮が気にならず、あくもやわらぎます。
・しょうがの代わりに、にんにくでもおいしいです。
・保存するときは、ペーパータオルを敷いた保存容器に入れてください。
・冷凍保存もできます。その場合の賞味期限は約1か月を目安にしてください。
れんこんの竜田揚げに合うお酒とは?
芋焼酎はアルコール度数がやや高いので、油っぽいおかずでもすっきりといただけます。揚げものにはソーダ割りもおすすめです。芋焼酎はさつまいもを原料とした焼酎で、甘い香りがあり、芳醇でこくのある味わいが特徴。秋が深まってきたら、ぜひお湯割りで。
本記事は『お弁当にもおつまみにもなる 作りおき』(主婦と生活社)からの抜粋です
〈料理/吉田 愛 撮影/新居明子 スタイリング/駒井京子〉
吉田 愛(よしだ・あい)
料理家、唎酒師。料理家のアシスタントを務めたのち、東京と京都の日本料理店で板前として働き、研鑽を積む。独立後は料理家として雑誌や書籍を中心に活動。和食をベースとした、簡単でおいしい家庭料理のレシピが好評を博し、活躍の場を広げている。唎酒師の資格を持ち、日本酒への造詣も深い。著書に『“だし”を使わなくてもおいしい煮もの』(主婦と生活社)、『温故知新 和食つまみ』(成美堂出版)、『ひとり分から作れる! 2品献立でかんたん和食』(グラフィック社)がある。
◇ ◇ ◇
傷みにくくするためにしっかりとした味つけであること。冷たい状態で食べても満足感があること。そして簡単でおいしいこと。「作りおき」のおかずに求められるこれらの条件は、実はお弁当のおかずや、おつまみとも共通するところが多くあります。つくっておけば「1人3役」で活躍してくれるのです。
本書では、とくにお弁当やおつまみへの転用を意識して、できるだけ汁けが少なく、はっきりとした味つけの「作りおき」を集めました。また、季節ごとのお弁当の作例や、お酒とのペアリングの提案も掲載。365日、あらゆるシーンで活躍してくれることでしょう。