(『お弁当にもおつまみにもなる 作りおき』より)
豚肉と豆苗のソースお焼きのつくり方
お好み焼きのような懐かしいおいしさ! 子どもから大人までおいしくいただけます。
[吉田 愛さんよりひと言]
おつまみやお弁当のほかに、おやつにもおすすめです。味つけはウスターソースのみでシンプルですが、豆苗の食感と紅しょうがのさわやかな酸味がポイントで、後をひくおいしさです。
材料と下準備(つくりやすい分量)
● 豚こま切れ肉 | 200g |
● 卵 | 1個 |
●豆苗 | 1パック |
▶根元を切り落とし、長さ2cmに切る | |
●長ねぎ | 1/4本 |
▶小口切りにする | |
●紅しょうが | 20g |
▶ 粗く刻む | |
● A | |
・小麦粉 | 50g |
・ウスターソース | 大さじ2 |
● サラダ油 | 大さじ1+大さじ1 |
つくり方
1 ボウルに卵を溶きほぐし、Aを加えて混ぜ、豚肉、豆苗、長ねぎ、紅しょうがを加えてよく混ぜる。
2 2回に分けてつくる。フライパンにサラダ油大さじ1を弱めの中火で熱し、菜箸で1を大きめのひと口大ずつすくって入れ、円形にする。ふたを少しずらしてのせ、3~4分蒸し焼きにする。焼き色がついたら上下を返し、同様に3~4分蒸し焼きにする。残りも同様にする。
Note
・消費期限は約3日。
・少しかための生地なので菜箸ですくって入れられます。
・冷凍保存もできます。その場合の賞味期限は約1か月を目安にしてください。
本記事は『お弁当にもおつまみにもなる 作りおき』(主婦と生活社)からの抜粋です
〈料理/吉田 愛 撮影/新居明子 スタイリング/駒井京子〉
吉田 愛(よしだ・あい)
料理家、唎酒師。料理家のアシスタントを務めたのち、東京と京都の日本料理店で板前として働き、研鑽を積む。独立後は料理家として雑誌や書籍を中心に活動。和食をベースとした、簡単でおいしい家庭料理のレシピが好評を博し、活躍の場を広げている。唎酒師の資格を持ち、日本酒への造詣も深い。著書に『“だし”を使わなくてもおいしい煮もの』(主婦と生活社)、『温故知新 和食つまみ』(成美堂出版)、『ひとり分から作れる! 2品献立でかんたん和食』(グラフィック社)がある。
◇ ◇ ◇
傷みにくくするためにしっかりとした味つけであること。冷たい状態で食べても満足感があること。そして簡単でおいしいこと。「作りおき」のおかずに求められるこれらの条件は、実はお弁当のおかずや、おつまみとも共通するところが多くあります。つくっておけば「1人3役」で活躍してくれるのです。
本書では、とくにお弁当やおつまみへの転用を意識して、できるだけ汁けが少なく、はっきりとした味つけの「作りおき」を集めました。また、季節ごとのお弁当の作例や、お酒とのペアリングの提案も掲載。365日、あらゆるシーンで活躍してくれることでしょう。