• 若い頃からフランス・パリが大好きで、現在は買い付けでも年に何度かパリを訪れるという桜井かおりさん。ですが、楽しみ方やスケジュールの組み方は昔とは変わってきたそうです。50代後半、パリ旅のスケジュールの組み方について。
    (『マダム・ロッタとパリ行かない?』より)

    限られた滞在時間、何をする?

    画像: 限られた滞在時間、何をする?

    何曜日に何する? どこ行く? 何食べる?

    まず行きたいカフェ、行きたい蚤の市情報、パリで会いたい人をばーっと書き出します。

    このリストとにらめっこしながら 滞在の日程に当てはめていくのです。

    週末は蚤の市を数ヵ所まわる。

    夜はクタクタだから友人との約束はなるべく入れないようにしています。ひとりで近所でアペロ。日曜日の朝ごはんはラスパイユのBIOマルシェ(6区)に行って食べたいものを調達。このあと蚤の市へ。

    若い頃は毎日カフェ巡りをしてケーキやクロワッサンを食べまくり、夜はパリ在住の友人たちとコース料理も食べられた。だけど数年前から胃がついていけなくなって、どうしても行きたい店を1日のスケジュールでひとつだけ組み入れるように。

    夜も友人とさくっとアペロだけで済ませちゃうことも。

    替えの胃袋があったらどんなにいいことでしょう! 

    パリの月曜日はお休みが多い

    問題は月曜日の過ごし方。わたしのお気に入りの店は月曜日休みが多いのです。

    定休日が日曜日の場合でも、月曜日のオープン時間が午後からだったり。

    なのでわたしは月曜日をお散歩day(街歩き)にあてます。

    画像1: パリの月曜日はお休みが多い

    ひたすらセーヌ川沿いを歩いたり、公園のベンチで焼きたてのクロワッサンを食べながらメリーゴーラウンドをぼーっと見ていたり、教会を見てまわったり。

    画像2: パリの月曜日はお休みが多い

    夕方になったら、わたしが“冷蔵庫”と呼ぶパリの老舗百貨店『ル・ボン・マルシェ』 に寄っておいしいものを調達。

    エッフェル塔のシャンパンフラッシュを見に行くのもいいですね。キラキラのシャンパンフラッシュなんて見ちゃったら、あなたもパリに恋に落ちるでしょう。

    月曜日はどこも休みだ...とがっかりせず、ぜひこんな風に過ごしてみて!

    月曜日はパリで頭のストレッチを。

    わたしが大人になって学んだことは『旅の計画は引き算する』です。

    本記事は『マダム・ロッタとパリ行かない?』(旭屋出版)からの抜粋です

    <撮影/桜井かおり>

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    画像3: パリの月曜日はお休みが多い

    桜井かおり(さくらい・かおり)

    文筆家、カフェアドバイザー。東京・代官山の人気雑貨店等での勤務を経て、2001年3月、松陰神社前商店街に『café Lotta』を開業。20年の節目となる2021年9月、建物の老朽化による取り壊しで、多くのファンに惜しまれつつ閉店。現在は、文筆家として、天然生活webにて連載『カフェロッタ桜井かおりの雑記帖』を執筆の他、講演会の講師、オンライン・トークサロン「Salon de Kaori」の開催、パリのアンティーク食器の買い付け等、幅広く精力的に活動する。著書に「カフェロッタのことと、わたしのこと」「愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと」(旭屋出版)。

    インスタグラム:@kaorilotta

    『マダム・ロッタとパリ行かない?』(桜井かおり・著/旭屋出版)|amazon.co.jp

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