まだ間に合う! 簡単、靴下のオーナメントのつくり方
もうすぐクリスマス。
クリスマスの喜びは、毎年この時季にしか味わえない特別な時間です。
そして、オーナメントを飾るのも、この時季だけのお楽しみ。
市販のオーナメントも素敵ですが、ぬくもりを感じられる手づくりもおすすめです。
そこで、思い立ったらすぐできる、靴下のオーナメントはいかがでしょう?
裁ちっぱなしでもほつれず、つくりやすい「厚手ウール生地」を使えば、簡単にあっという間にでき上がります。
くさり編みの毛糸で、素朴なあたたかみをプラスしました。
ぜひ、手づくりオーナメントで素敵なクリスマスを過ごしてくださいね。
How to make
靴下のオーナメントのつくり方
材料(1個分)
・赤または紺の厚手のウール地(縦20×横30cm)・・・各1枚
・毛糸(赤×白または白)・・・適量
でき上がりサイズ
縦15×横12cm
つくり方
1 実物大の型紙をダウンロードし(自分で好みの大きさや形に書いてもOK)、型紙をつくる。型紙に合わせ、下の図のように布を裁つ。
2 2枚のウール地を中表に合わせる。1cmの縫いしろで口以外を縫う。口から表に返す。
3 毛糸で30cm長さのくさり編みをつくる。そのとき、編み始めと編み終わりを各8cmほど残しておく。
4 3のくさり編み部分を2の口から0.5cmのところに図の位置に縫いつけていく。残ったくさり部分を片結びしてわをつくり、縫いとめる。編み始めと編み終わりはそのまま残しておく。
くさり編みを覚えましょう
1 糸を指にかけ、編み針を図の矢印のように回転させてループをつくる。
2 糸をかけて引き抜く。
3 また糸をかけて引き抜く。
4 3を繰り返す。
<撮影:中島千絵美 / イラスト:木村倫子>
石川ゆみ(いしかわ・ゆみ)
布小物作家。1999年に初の個展を開催し、作家としての活動を本格的に開始する。肩の力の抜けたナチュラルで愛らしいデザインにファンも多い。小物に限らず、手軽につくれる洋服も雑誌や書籍で発表するほか、作品展やワークショップなど多方面で活躍中。2023年夏にオンラインストア「TOTE」を立ち上げ、さらに活躍の場を広げている。『まいにちつかうもの』『まいにち着たい服』(ともに筑摩書房)、『石川ゆみの着るもの、袋もの』(文化出版局)、『四角い布からつくる服』『しましまとみずたまでつくる小物』(ともに扶桑社) など著書多数。
https://www.instagram.com/ishikawayumimi/
オンラインストア「TOTE」 https://totework.com/
※ プロフィールは『増補改訂版 シンプルな生地でつくるバッグと雑貨』発売時のものです
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月刊誌『ESSE』での連載をまとめた、石川ゆみさんの簡単につくれるバッグと雑貨の本が、本のサイズもページ数もアップして復刊。新たな作品と、生地選びから現在のアトリエでの制作の様子などを撮りおろし、文字も作り方も大きく、読みやすくなりました。リネンやコットンを中心としたシンプルな生地でつくる約40点のバッグと雑貨の作品とつくり方を掲載しています。石川ゆみさんの『増補改訂版 シンプルな生地でつくるバッグと雑貨』(扶桑社)は、好評発売中です。