滋味豊かな旬の野菜から、季節の深まりが感じられます。寒い日々でも心と体が温まる、やさしい冬野菜料理を料理家の冷水希三子さん教わりました。今回は「里いものマッシュサラダ」と「カリフラワーのフリット アンチョビマヨネーズ」のつくり方を。
（『天然生活』2020年12月号掲載）
（『天然生活』2020年12月号掲載）
「里いものマッシュサラダ」のつくり方
ハーブやライムのさわやかさで、里いもが新鮮な味わいに。マッシュすることで、ソースとなじみやすくなります。
野菜の調理のコツ
皮ごと蒸し器で蒸すことで、甘味が増し、ほくほくとした食感に。里いもは熱いうちのほうが皮もつるんと取れるので、ふきんで包みやけどに注意してむきます。
材料（つくりやすい分量）
| ● 里いも | 4～5個 |
| ● 香菜 | 2株 |
| ● しょうが | 2cm大 |
| ● 青とうがらし（生） | 1本 |
| ● A | |
| ・ ライム汁 | 大さじ1 |
| ・ ナンプラー | 小さじ2 |
| ・ 砂糖 | 小さじ1/2 |
| ・ 水 | 小さじ2 |
つくり方
１ 里いもは皮つきのまま、やわらかくなるまで蒸し器で20～30分蒸す。
２ 香菜はみじん切りにする。しょうがはすりおろし、青とうがらしは小口切りにする。
３ ボウルにAを混ぜ合わせ、２を加え混ぜる。
４ 里いもの皮をむいて手で軽くつぶして器に盛り、３のソースをかける。お好みでハーブ適量（分量外）を散らす。
「カリフラワーのフリット アンチョビマヨネーズ」のつくり方
淡泊なカリフラワーを、ふわっとした衣で揚げました。コクのあるマヨネーズをつけてどうぞ。
野菜の調理のコツ
くせのない淡い味わいで、焼く、煮る、ゆでる、生でと、さまざまな調理法で楽しめるカリフラワー。揚げるときは、ほどよい食感を残す加減で引き上げましょう。
材料（つくりやすい分量）
| ● カリフラワー | 1/2個 |
| ● 薄力粉 | 適量 |
| ● A | |
| ・ 薄力粉 | 40g |
| ・ 片栗粉 | 10g |
| ・ ベーキングパウダー | 小さじ1/2 |
| ・ 塩 | ひとつまみ |
| ● 炭酸水 | 70mL |
| ＜アンチョビマヨネーズ＞ | |
| ・ マヨネーズ | 60g |
| ・ アンチョビフィレ | 6g |
| ・ グリーンオリーブ（正味） | 5g |
| ・ ケイパー | 5g |
| ● 揚げ油 | 適量 |
つくり方
１ アンチョビ、オリーブ、ケイパーはみじん切りにし、マヨネーズと混ぜる。
２ カリフラワーは小房に分け、薄力粉をはたく。
３ ボウルにAを混ぜ合わせ、冷たい炭酸水を加えて混ぜる。
４ 揚げ油を170℃に熱し、２のカリフラワーを３にくぐらせてから揚げる。
５ 器に４を盛り、１のアンチョビマヨネーズを添える。好みでチリパウダー（分量外）をふってもよい。
＜料理・スタイリング／冷水希三子 撮影／加藤新作 取材・文／田中のり子＞
冷水希三子（ひやみず・きみこ）
料理家・フードコーディネーター。季節の食材を使ったやさしい味わいのレシピが評判を呼ぶ。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
