• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。5月5日のこどもの日を前に、生後6ヶ月の息子の初節句を祝います。

    手づくりのちまきと春巻きで祝う、端午の節句

    5月5日は端午の節句。私の息子にとっては初節句ということで、ささやかではありますがお祝いをしました。

    言いましても、当日は時間が取れそうになく2週間ほど早めにお祝いの日を定めて、不器用ながらせっせせっせと準備をしていました。

    まずやりたかったことは写真撮影です。スタジオで撮るほどでなくてもいいけれど、鯉のぼりや兜と一緒に撮りたい。

    そこで、家にある赤い風呂敷を広げ、そこに100円ショップで買った鯉のぼり、夫が何故か持っていた小道具の鯉のぼりを配置。

    息子には出産のお祝いの時にいただいた袴ロンパースと、フェルトの兜を用意しました。総額100円でリーズナブルなお手製セットの出来上がりです。

    そこに息子をゴロンと寝かせまして、私は脚立に登って真上から携帯でパシャパシャとシャッターを切ります。いわゆる寝相アートと言われるものです。

    画像1: 手づくりのちまきと春巻きで祝う、端午の節句

    「ぐずり出す前に早く! お姉ちゃんが邪魔しに来る前に早く! ベロベロバー!」

    奇声をあげながら見下ろす私の姿を、眉間にシワを寄せて怪訝そうに見ていた息子でしたが、なんとか最後には笑顔らしい表情をおさめることができました。

    おかげ様でこの段階にして私は汗だく。疲れがみえてきました。

    でもまだまだやりたいことがあります。料理です。

    実はずっとつくってみたかったものがありました。1つは「ちまき」です。

    画像2: 手づくりのちまきと春巻きで祝う、端午の節句

    地域によっては端午の節句の時に食べるちまきは、緑色の笹に餅米を巻いて、きな粉で食べるものが主流のようですが、私の地域では、茶色い笹に包んだ中華ちまきでした。

    それをつくってみたい。私はちまきが大好きなので、自分でたらふく食べてみたい。

    笹はだいぶ前から手に入れてあります。つくったことはないけれど、いざ調理。餅米と具材を入れて炒め、味付けをしてもったりさせたら、それを笹で包みます。

    そこで気づきました。笹が大きすぎる。もしやこれは、おにぎりを包んで持っていくお弁当箱として使う用の笹だったのではないか? でも、もう引き返せません。それはそれは大きなちまきが包み上がりました。

    そしてもう1つは、兜と鯉のぼりのかたちをした春巻き。これをつくってみたかったのです。

    画像3: 手づくりのちまきと春巻きで祝う、端午の節句

    折り紙の要領で春巻きの皮を折ったり、切ったりして、なんとかカタチにしました。

    息子にしたら自分が食べられるわけでもないし、はてな? だったでしょうが、親としては、やることはやった。という達成感がありました。

    ちまきも春巻きも美味しかった。でも、来年は笹に包まないで普通に蒸せばいいかもしれない、春巻きもいつもどおりの巻き方でいいかもしれない。ふと、そんなことがよぎったことも白状しておきます。

    とにかく息子よおめでとう。まだまだ未熟な母だが、少しずつ色々上手になるように頑張るよ。すくすく育ってね。

    画像4: 手づくりのちまきと春巻きで祝う、端午の節句


    画像5: 手づくりのちまきと春巻きで祝う、端午の節句

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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