最近知った、白だしの魅力
調味料の白だしは「使う派」と「全く使わない派」に分かれます。
私も数年前までは「使わない派」でした。
と言うよりも、「使い方がわからないので使わない派」でした。
めんつゆで十分だし、なくても困らないと思っていたのです。
しかし、使い始めたらこれが便利!
めんつゆとは違う白だしならではの良さがあります。
例えば素材の色を邪魔しない、だしと塩味がバランスよく甘ったるくならないなど、個人的に好きなポイントがあります。
特に手軽なのは、野菜の浅漬けです。
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きゅうりやキャベツなどが使いきれない時には、食べやすい大きさに切り、少量の白だしと千切りしょうがを合わせておきます。
実はシチューやパスタにも合うんです
さらに使い勝手が大きく広がったキッカケは、相性の良い食品を見つけたからです。
それは牛乳やチーズやバターなどの乳製品。
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一番良くつくるのは、シチューやパスタなどです。
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どちらも味付けは乳製品と白だしを合わせるだけですが、最後に粒こしょうをふると味が引き締まります。
使う目安は白だしのボトルに表記されている「お吸い物」の配合を参考にしてください。
スーパーでたくさんの種類が並ぶ白だしですが、選ぶ時にはぜひ「原材料」を確認して、なるべくシンプルなものを買うことをおすすめします。
本多理恵子(ほんだ・りえこ)
料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は休止中)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
インスタグラム:@cafe.rietta
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